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8月14日(月)「食物アレルギーについて考える」

今日の豊田は晴れ時々曇り。
最低気温は25℃、最高気温は36℃。
お盆真っ只中ですが、海上は台風7号の影響で荒れ模様。でも、この辺のお天気自体はまだ然程荒れてはおらず、晴れ時々曇り程度。コレから紀伊半島直撃のようなので、夕方以降本格的に荒れて来て、明日は終日雨予報。最高気温も30℃を下回る予報になってます。
何れにせよ、皆さま気を付けてお過ごし下さい。さて、

先週末は「醗酵食品・三河のみりん」について書きましたが、今日は「食物アレルギーについて考える」を書いて行こうと思います(冒頭のグラフはコチラから拝借しました)。

食物アレルギー。
食中毒と並んで飲食店にとってはコワい存在ですね。アレルギー持ちのお客さんにそのヒトが反応してしまうアレルゲンを含む食事を提供して、アナフィラキシー起こされては大変なコトになりますからね。自分にはアレルギー反応なんて無縁であったコトもあって、あまり関心も持っていなかったのですが、コレからお店をやろうとするのであれば、そうも言ってはおられません。
キチンとお勉強をせねばならん分野なのであります。

冒頭グラフでもお分かりの通り、食物アレルギーを引き起こす主な原因食物は、まぁまぁ限られているんですね。加えて、食物アレルギーと言うのは年齢的に0歳時に発症例が一番多く、年を取るに連れて発症例数は減少して行く(このページの2つ目の表ご参照)、その大半は乳幼児と幼児であって、従って卵と牛乳を原因とするモノが多いのだとか(だから、冒頭グラフでも卵と牛乳が占める割合が大きいんですね)。ただ、青年期や成人になって来ると牛乳等が減り、甲殻類や魚介類、小麦や果物が原因食物になることが増えると言うことなので、コレは要注意です(飲食店で出すモノが増えますねぇ)。

と言うこともあって、消費者庁容器包装された加工食品に対して、食物アレルギーを引き起こす原因となる特定原材料8品目については表示の義務化を、特定原材料に準ずる20品目については表示の推奨(任意)をしています(←容器包装されていないモノを提供する飲食店には表示義務は無い、との理解で良さそうです)。
コレらを見て行くと、居酒屋で提供しそうなモノは幾つもありますね。
コレらを見て行くと、居酒屋で提供しそうなモノは幾つもありますね。
1.     特定原材料(表示義務)
  ・ 魚介類:蝦・蟹
  ・ 肉 類:なし
  ・ 野菜・穀類:小麦・蕎麦・落花生・胡桃
  ・ 果 物:なし
  ・ その他:卵・牛乳
2.     特定原材料に準ずるもの(表示推奨)
  ・ 魚介類:鮑・イカ・イクラ・鮭・鯖
  ・ 肉 類:牛肉・豚肉・鶏肉
  ・ 野菜・穀類:胡麻・大豆・松茸・山芋・アーモンド・カシューナッツ
  ・ 果 物:オレンジ・キウィフルーツ・バナナ・桃・リンゴ
  ・ その他:ゼラチン

ただ、甲殻類アレルギーはちょくちょく聞きますが、サケやイカ、イクラやアワビ、牛豚鶏肉等を食ってアレルギー起こしたなんてハナシは殆ど聞いたコトありませんので、コレらについては余り心配する必要は無いのかな?でも、お店でひっくり返られたりしても大変だな…。

アレルギー反応に伴うアナフィラキシーショックを起こした場合、まずは全身への麻疹が出て、その後下痢や腹痛、ショック症状の発現等、様々な症状があり、またソレらに対する初期の対処方法も日本アレルギー学会の「アナフィラキシーガイドライン」等で提示されているようです。が、斯かる状況に本当に出くわしてしまった場合、コレに沿った対処なんてシロウトには中々出来そうにはありません。精々、症状を見て取って、救急車呼んで、対象者を寝かせておく、程度が関の山だと思います(流石に、アドレナリン筋肉注射酸素投与心肺蘇生措置等はムリでしょう)。

とは言え。
斯かる状態に陥った場合には何をすべきなのか、どう言うコトが起き得るのか等を知っていると知らないのでは大いに違うと思うので、矢張りこの食物アレルギーについてはもう少しキチンとお勉強をしておいた方が良さそうです。はい、勉強します。

と言うことで、明日は「醗酵食品・吉田牧場の各種チーズ」について書いて行きたいと思います。


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