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8月15日(火)「醗酵食品・吉田牧場の各種チーズ」

今日の豊田は台風。
最低気温は25℃、最高気温も28℃弱迄しか上がらず。
流石に台風なので、お天気は荒れていて風雨が強く、太陽も照らないので、久々に最高気温も30℃割れとなりました。
もうこの7号も今日で日本通過で、明日午後からはお天気回復傾向なのかな。
すっかり忘れてましたが、13日からは二十四節気立秋の次項、七十二候の「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」(蜩(ひぐらし)が鳴く時季)になってました。まだ、ひぐらしは鳴いてませんが(笑)。さて、

昨日は「食物アレルギーについて考える」について書いて行きましたが、今日は今年のGW頃に初訪問した岡山県のチーズ製造家の「醗酵食品・吉田牧場の各種チーズ」について書いて行きたいと思います(冒頭写真はコチラから拝借致しました)。

吉田牧場。
多分、チーズ好き、ワイン好き、発酵食好きの方であれば、聞いたコトのある名前かと思います。岡山県で、自ら牛から育てたブラウンスイス牛の牛乳を原料にしたナチュラルチーズを作っておられる吉田全作さんと息子の原野さん、それにご家族で経営されている牧場です。
全作さんに関しては、ドキュメンタリー関連では2005年に「情熱大陸」に出演されたり、2013年にはNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀-探検こそが、人生を彩る―」に出演されたりとご活躍ですし、本も2010年に「チーズのちから~フェルミエ吉田牧場の四季~」、「吉田牧場 牛と大地とチーズとの25年」を出版されているし、昨年は建築家の中村好文さんと「線(せん)と管(かん)をつながない好文×全作の小屋づくり」も共著されていたりと、大活躍です。まぁ、自分等はお近づきになれないホドの有名人ですね。

そんな吉田牧場にプライベート的にお邪魔することが出来るようになったのは、以前醗酵繋がり飲み会でご一緒した姐さんのご紹介と、同じ会社のやっぱり醗酵好き・酒好きの同僚からのお誘いがあってのこと。このGWには会社同僚からのお誘いで訪問したら、サプライズで姐さんもご登場、吉田家の皆さんと共に楽しいひと時を過ごさせて貰いました。

ソレで今回良~く分かったのは、全作さんのヘンタイっぷり(笑)。流石に、情熱大陸やプロフェッショナルで取り上げられるだけあって、その道に対する探究心とコダワリっぷり、徹底ぶりが凄まじいんです。自分もヒトから偶にヘンタイ呼ばわりされるコトもあるのだけれど、全作さんを前にしたら大人と子供、スズキとセイゴブリとモジャココノシロとシンコ位違いますね。そりゃあもう、大変なモンです。チーズを作るとなれば牛を飼う、パン作りを始めるとなれば小麦を育てる、ワインやシードルを造る為にぶどうやリンゴの木を植える、と言った具合。
また、福島原発の問題もあって、エネルギー自給自足型の持続可能な循環型の小屋も造ってしまう(ソレが昨年出版された本のコト)と言う徹底ぶり。訪問の際にはこの小屋もご案内戴きましたが、オシャレで凝っていて、ホントにスバらしい別宅でした。
更には、お邪魔した夜には同僚と自分が主としてサカナ料理を担当したのですが、ソレ以外に出されたモノが素晴らしかった。自家製カチョカバロ入りタコ焼なんて、コレ迄食べた中ではダントツに最高のタコ焼でした。一番のオドロキは全作さんお手製のくちこ(ナマコの生殖巣の干物)。通常1枚作るのに10㎏分のナマコが必要と言われる高級珍味。自分もカラスミ位は自分で作ったりもするけれども、くちこ自作なんて思いもよりませんですよ。もう、ホントに大層立派なヘンタイさんでいらっしゃる(笑)。

とまぁ、そういう方々が丹精込めて、一から作るチーズ各種が不味かろうハズはありませんわね。
現在では10種類(カチョカバロカマンベールモッツァレラリコッタラクレットマジヤクリ(コンテタイプ)・パスカル(サンマルセランタイプ)・コダカ(パルミジャーノタイプ)・ウォッシュタイプフレッシュチーズ)を作成されているとのことですが、今後はブルーチーズ系も出される予定とのことなので、コレは大いに楽しみです(個人的には、ブルー系が大好きなので)。

今回は各種チーズの味については殆ど書きませんでしたが、期待は裏切られません。ミルクの味、熟成の味が楽しめる、入手困難なチーズですからね。
お店開いたら、和食中心のお店にはなると思うモノの、ココのチーズは出したいなぁ、と考えている今日この頃であります。

と言うことで、明日は「未利用魚・アイゴ」について書いて行きたいと思います。


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