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2024年3月29日(金)「有害鳥獣(ではないですが)・タシギ」

今日の豊田は午前中雨、昼前から晴れ。
朝方の最低気温は15℃、日中の最高気温は随分と上がって21℃。いよいよ、本格的な春到来、ですね。最高気温20℃超の日が1週間程度は続くみたいなので、とうとう桜も満開モードになる週末となりそうですね。さて、

昨日は「醗酵飲料(焼酎)・石鎚 純米吟醸粕取焼酎」をお届けしましたが、本日は「有害鳥獣(ではないですが)・タシギ」についてお伝えして行きたいと思います(冒頭写真はコチラから拝借しました)。

タシギ。
あんまり聞いたコトはない鳥かもしれませんね。でも、名前の通り田んぼにいる鴫(しぎ)。だから、タシギ。コイツは有害鳥類ではないけれども、狩猟鳥です。意外にも(?)渡り鳥なんですよね。世界中に棲息しているようだし、日本全国ドコにでも渡って来る鳥のようなのですが、冬鳥なので、猟期中には南下してしまう為、雪の多い関東以北には少ないとも言われてます。
主には平野部の内陸湿地や水田、蓮田などにいるコトが多いようで、水辺にいるミミズやら昆虫やらを常食としている鳥のようです。
ただ、中々に警戒心が強い鳥で、ヒトには敏感で隠れたり逃げたり、更に飛び上がったアトはジグザグに飛翔して舞い上がったりもする為、撃ち獲るには相当な技術と運の両方を要すると言われる、とても獲り難いターゲットの一つでもあります(しかも、その大きさもハトよりも小さいので、余計に…)。
また、タシギの仲間にはヤマシギ(狩猟鳥)もいるのですが、オオジシギチュウジシギハリオシギアオシギ(何れも、非狩猟鳥)等もいて、熟練のバードウォッチャーでさえも識別が難しいらしいので、この点には注意が必要な、やや厄介な鳥であるとも言えます。

そんなタシギを、この前の猟期に猟友が2羽も撃ってくれて、頂戴しました(いつも乍ら、感謝に堪えません!ありがと~!!)。
コレを例によって羽を毟ってみると、出て来た素っ裸の状態は小さいのなんの(笑)。ヒトの拳よりも小さいホド。こりゃあ、胸肉とモモ肉・手羽を切り分けて、なんて大きさじゃあないですね。内臓を引きずり出して、首チョンパするだけだな。そして、丸ごとロースト(ってか、塩胡椒して家庭用魚焼器で焼くだけ…)。

フレンチではこのタシギのお仲間であるヤマシギの方はベキャス(ベカス?)と言ってジビエの王様とも女王等(ん?どっちだ??)とも言われて持て囃されているのだとか。実際、日本のフレンチでもスコットランド辺りから輸入されたベキャス(フランスでは狩猟は可能でも、販売は禁止らしいので)はメチャ高の高級食材みたいですね(食べたコトないですが)。

そんなベキャスのお仲間であるタシギ。
その長い嘴で田んぼや沼地にいるミミズやら虫等の動物食の鳥であるが故に、そのお肉には独特のミネラル感のある風味があると言われてて、好きなヒトにはそのクセが堪らない食材であるとも言われています。
実際食べてみると、味が濃い。その前に食べたキジバトなんかよりも、もしかしたらマガモなんかよりも更にレバー感と言うか、血っぽい味と言うか、コレをミネラル感と言うのかどうか分からないけれども、兎に角旨味が強くて味が濃ゆい。
こりゃあ、イケますなぁ。コレよりも高級と言われるベキャスはどんだけ美味いんだか。こんなに小さな小鳥なのに、ビックリでした。パンチの効いた赤ワインと合わせても、全然負けない力強さを持った食材だと思いました(ソースにもよるのでしょうが)。
いやはや、また入手出来るのであれば、是非また食べてみたいタシギでした~。

と言うコトで今週はこれにて。
3月ももうおしまい。自分のサラリーマン人生もコレで終了、無事卒業のようです。
アトは次のステップに向けて、マジメに取り組まなきゃ(笑)。
来週は新年度にも入るので、「開業準備・物件探しについて」をお届けする予定です。
流石に今週末はまだ満開とは行かなさそうですが、お花見に行くヒトは多いでしょうね。
良い週末をお過ごし下さりませ~!

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