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2024年3月19日(火)「有害鳥獣(ではないですが)・キジバト」

今日の東京は晴れのち曇り、夕方からまた晴れ。
朝方の最低気温は3℃少々、日中の最高気温は13℃近く。
三寒四温、なんですかね。暖かくなったり、寒くなったり。でも、一歩ずつ春は近付いて来ているのでしょう。
今日は3月19日。Ozzy OsbourneのバンドのギタリストであったRandy Rhodesの42回忌ですね。大好きな、偉大なギタリストでした。さて、

昨日は「未利用魚・オオメハタ」についてお伝えしましたが、本日は「有害鳥獣(ではないですが)・キジバト」についてお届けしたいと思います。

キジバト(通称、ヤマバト)。
コレは流石に皆さんにも割と身近なハトじゃあないですかね。一番ポピュラーなハトと言えば灰色のドバト(正式にはカワラバトと言うのだとか)ですが、コレは狩猟鳥ではないので、獲っちゃあイカンやつですし、民家の周りにうじゃうじゃしてるので、撃つにも撃てませんわね。
ソレに一般的にはドバトは食用には向いていないと言われてます。その理由としては上述の通り狩猟鳥でないと言うコトもあるのですが、そもそもヤツらはヒトの食べ残し等も漁って食べてるコトもあってドブネズミ並みに不衛生であって、病原菌や寄生虫を持ってるリスクもあるから、とも言われているようです(そんなに不潔なのかなぁ??韓国のヒト達は街でドバトに出くわすと、ドブネズミに出会ったか如くの反応を示すコトに少々違和感がありましたが(笑)、そう言われてみると納得感あるような…)。

今回は、またしても猟友から山梨の河原で撃ってくれたキジバトを戴いたので(いつも、ありがとう御座りまする!)、早速捌いてみました。マズはいつもの通り毛を手で毟るのですが、やっぱり羽毛はふわふわ。暖かい毛を羽織ってますね。
ただ、キジバトの旬は夏らしく、サマージビエなんて言われて売られていたりするコトもあるようです(あれ?猟期でもないし、有害鳥類でもないのに、誰がどうやって獲ってる??)。
剥いてみると、胸肉はマズマズのボリューム。ただ、やっぱり鴨類に比べるとやや小振り。大勢で食べられる量ではなく、一人前で丁度かな。
しかし、今回コレを書くにあたって色々と調べて分かったコトが、キジバトには渡りをするヤツと地付き(留鳥)の2種類がいるのだと言うコト。てっきり、留鳥ばかりだと思ってたのに、渡りをするヤツもいるんですね。渡りをするヤツは、渡りをするだけあって胸肉が発達しているのが特徴なんだとか。そりゃあ、ソッチの方が美味そうですね。今回戴いたのがそのドッチかはワカリマセンでしたが、結構胸筋が発達しているようにも見受けられたので、渡りのヤツだったのかも知れません。

今回も、シンプルに味わいたかったコトもあって、塩コショウで焼くだけ。矢張り、鴨ホドではないものの、血っぽい味わい。でも、鴨よりは薄い血っぽさで、まぁ鶏と鴨の中間と言った具合かな。でも、その血っぽさがジビエっぽくて、赤ワインに合わせられたり、焼酎でもイケたり。旨味もソコソコあって、良いですね。フランスや中国南部(広東や香港)ではある意味高級食材ですからね。
自分が中国に駐在してた際、中国南部に行けばほぼ必ずと言って良いほどハトは食ってましたね。特に、香港なんかで焼味とか焼蠟とかの看板が掲げられてて、ガチョウやらアヒルやらハトがこんがりとキツネ色にローストされて吊り下げられているのを屋台やらお店で買うヤツなんて、美味いモンですよねぇ。ありゃあ、ホントに美味かった。

と言うコトで本日はこれにて。
明日は「二十四節気・春分(しゅんぶん)」についてお届けする予定です。


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