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2024年3月28日(木)「醗酵飲料(焼酎)・石鎚 純米吟醸粕取焼酎」

今日の豊田は曇り、夕方から小雨。
朝方の最低気温は5℃迄低下、日中の最高気温は16℃迄。明日以降は20℃超の日々が続くようで、漸く各地で桜が咲き始め、来週末に掛けて満開となるようですね。さて、

昨日は「ファミレス(或いはチェーン店)について考える」をお届けしましたが、今日は「醗酵飲料(焼酎)・石鎚 純米吟醸粕取焼酎」について書いて行きたいと思います。

石鎚。
コレは愛媛県にある四国(いや、西日本か?)最高峰の石鎚山の麓にある日本酒蔵、石鎚酒造さんのメインブランドです。
この蔵は1920年(大正9年)創業と言うコトなので、100年以上の歴史を持つ伝統ある蔵ですが、基本的には蔵元家族が中心となった経営・酒造りをされていておられるようです。石鎚山系から湧出するキレイな名水(ナンでも環境庁主催「全国おいしい水の鑑評会」で2年連続日本一に輝いた超軟水だそうです…が、ネットで探してみてもそんな実績は出て来ないなぁ…(笑))を仕込水とし、兵庫産と徳島産の酒造好適米である山田錦を使い、酒造りに適した気候・風土の中で手作業による確実で丁寧な酒造りを心掛けておられるとの由。ソレにより、キレイで酸味が効いて確りとした味わいで、食中酒としてどんな食べ物にも合うお酒を目指しておられるとのこと。

小規模乍らも、マジメで丁寧な酒造りをされているこの蔵からは、槽搾りをした際に出される酒粕、しかも純米吟醸及び純米大吟醸から取れる高級(?)酒粕のみを原料として蒸留された粕取焼酎が本日の「石鎚 純米吟醸粕取焼酎」なワケです。
コレにはアルコール度数25度に迄加水して下げたタイプと、40度の原酒に近いタイプの2種類があるのですが、今回飲んだのは後者。
この焼酎を造るにあたっては、「真空減圧蒸留」と言う製法を採用していて、気圧を低くするコトで沸点の温度を下げ、凡そ30℃と言う低い温度での蒸留を実現しているとの由。コレにより、お米の豊かな吟醸香を残し、且つ味わいと口当たりの柔らかでスッキリした後味爽やかな日本酒を思わせる焼酎に仕上げていると言うコトらしいです。

で、実際に飲んでみると…。
個人的な感想となるんですが、日本酒の吟醸香と言われればそう思えなくもないものの、マズ感じたのは、結構強烈なエステル香。中国の白酒(パイチュウ:bai2 jiu3)を飲んだコトのある方は分かると思いますが、あのセメダインっぽい鼻にツンとくる刺激臭ですね。コレを感じました。もしかしたら、この刺激臭を受け付けられないヒトにとっては、チトきついお酒かも知れません。
ただ、そのエステル臭も含めて楽しめるヒトであれば、コレはコレで良いお酒なのではないかと思いますね。矢張り芋や麦とは少々異なった米由来のお上品な味わいがあるし、矢張り洗練されているカンジがします。流石に蒸留しているコトもあって、日本酒の香りは残ってはいるものの、日本酒特有の甘さはあまり無く、飲み口が非常にスッキリしてる印象ですね。
今回は、お水で割って飲みましたが、ウォッカのように、冷凍庫に入れてキンキンに冷やしたヤツをショットグラスに入れて、クイっとやっても良さそうですよ。

と言うコトで本日はコレにて。
明日は「有害鳥獣(ではないですが)・タシギ」について書いて行こうと思います。

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