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アメリカのフィルムスクールでの授業

昔書いたブログを掘り起こしていたら、ちょうどリアルタイムでUCLAのフィルムスクールでの授業について書いた投稿をたくさん見つけました。読み返してみると、けっこう詳しく書いていて、自分で書いたものながらそれなりに面白かったので、こちらに少し加筆修正して載せていこうと思います。

まず2014年の10月半ばに書いた投稿なのですが、UCLAはだいたい9月20日くらいから新学期が始まってオリエンテーションなどがあり、9月末から本格的に授業が始まります。そういうことを踏まえての以下の記事ということで、お読みいただければと思います。

また、このコースはMFA(修士課程)の内容です。学部や学位取得を目指さない社会人コースとは、少し違いますので、ご注意ください。

授業が正式に始まってから2週間が経ちました。僕が在籍しているUCLA Producers Programの1年生の秋学期のカリキュラムは、基本的には全てコア(必修)の5クラスで占められています。6つ目をとってもいいのですが、あまりおすすめはしないとか脅し文句をいろいろな人から聞いたので、小心者の僕は5クラスのみにすることにしました。授業の内容としては、

1.『長編映画の開発』—見たままの内容です。
2.『テレビ番組の開発』—脚本があるテレビドラマ(コメディーも含む)のプロデュースを学びます。
3.『ラインプロデューシング』—コンセプトを開発するとか、オプションどうこうという話ではなく、実際に制作するとなったときの脚本のブレークダウンとか、予算とか、スケジュールとかそういう内容です。
4.『ニューメディアのプロデュース』—伝統的なメディア(映画、テレビ)以外の新しいメディアについて、主にネットやモバイルのデバイスを使ったストーリーテリングをプロデュースすることについて
5.『Intro of Art and Business of Producing』ープロデュースの仕事全般について、広くカバーするような内容

ということを勉強しています。
クラスの構成は、全てProducers Programの必修なので、このプログラムの1年生全員と、あとスクリーンライターが数人という感じです。基本的には夜に授業が入っているので、昼間はインターンしてね、ということですね。

昨日はParamountのインフォセッションがあったので顔を出してきました。積極的に情報をつかんで動いていかないと、チャンスは降りてこないですね。授業が始まってから何度もきいた言葉の一つに、“Getting out of your comfort zone”というのがありましたが、まさにその通りです。徐々に慣れてくると、また気づかないうちにcomfort zoneに閉じこもりがちになってしまいますが、常に自分から動いていく姿勢を忘れないようにしないとと思います。

それから、このプログラムに出願する予定という方の何人かから連絡をもらいました。去年の今頃は、僕ももう後がない崖っぷちに立たされて、ひーひー言いながら出願書類に取り組んでいました。実際に入学した今は、UCLA以外にも、なぜそれぞれの学校が、それぞれの出願の課題を課すのかが、少しだけわかったような気がします。今年出願する方は、ぜひ頑張ってくださいね。

以上です。もう6年前の内容なので、現状と若干違うかもしれませんが、そこまで大きくは変わっていないんじゃないかなと思っています。

アメリカの大学院でプロデュースを勉強した人もそう多くないと思いますし、情報もそこまで多くないと思いますので、引き続き前のブログからの投稿を転載していく予定です。

#UCLA #海外大学院 #留学 #フィルムスクール #映画留学