先日「お別れホスピタル」ドラマが放送された。
それより前にドラマ化された、私自身漫画も読んだ作品がある。
「透明なゆりかご」
帯にはこうあります。

街の小さな産婦人科医院を舞台に、ひとりの感性豊かな少女の目線で「命とは何か」を問い、見つめていく物語。

これは以前読書会で紹介するにあたって原稿書いたが全部話すまで至らず。でも、note書き溜めているのでいい機会だからここに載せようと思う。
手元には1~7巻まであるが実際はまだ続く。
因みに「お別れホスピタル」も第1巻だけあるが、まだまだ続くらしい。

「透明なゆりかご」も改めて読み返してもう一度感想を書こう。
キャリアコンサルタントを生業にするための一環としてnote始めたが別のタスクが増えてきた。でも、これでいいのだ、回り道上等、まっすぐ最短経路じゃなくていい。

先日ドラマでも放送されたので知っている方もいるかもしれない。
産婦人科院での出来事を通じて、生まれる命、この世から出てくることのできなかった命を描いた作品。
主人公は准看護学科の通う高校生、この作品はすべて作者の経験に基づく。
 
新しい命には、いろいろな姿がある。
歓迎されるかされないか。
大事にされるかされないか。
望まれるかそうでないかの違いで、子供の生きざまにこんなに差が出るなんて。
絵のかわいさに比べて、内容は全編通してとても重い。
どうにも浮かばれない結末になんとか落としどころを探しているような気がしている。
例えば中絶しか方法がない親の事情、病院で置き去りにされた子供のことを、生きているだけまだよかった。殺してしまうなら、誰かに託したほうがいい。(「置き去りの子)から)
養子縁組だって、子供が欲しいのに授からない親、経済的な事情で中雑せざるを得ない親、お互いが求めあって出会う親子の誕生の瞬間は、感動もの。
 
今は全7巻出ているが、今日まで3巻しか読了していません。
来週はのこりをアサクサ持ってこうか・・・
大まかな内容を・・・
第1巻
第1話命のかけら
バイトで始めた産婦人科、中絶手術に立ち会って、どんよりした気分で「命って何だろう?」と自問自答する。
そんななか、出産の現場に立ち会って大感動、このまま続けようと決めた。
第2話
野良妊婦
相手がわからない妊婦、生まれても姿を現さない相手、生まれた子供は新生児糖尿病で最後は母に抱かれて静かに死んでいく。虐待だとおもいたくない悲しい結末
第3話
保育器の子
受け入れたくない子供の親を無条件に責めるものか。
第4話
胎児の光
中絶で一番女性が絶望するのは、相手が生ませてくれなかったときらしい
第5話
透明な子
自分を抑えつける子供、存在を隠す子、透明な子
誰かが気づくこと
第6話
母性について
生まれても愛情が沸かない親、死産しても愛情の尽きない親
 
 
第7話
小さな手帳
虐待を受けた女性が出産に向かう気持ち。愛された過去は母子手帳にだけ残っている。
 

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