● 第十一章 : 平面、かつ球体である
【あらすじ】
錬金台座上の六芒星中心部にある逆アンクと謎の球体...。そこに気付いた私の研究は、一気に躍進し始める。
真理を追いかける人が確実に辿り着く疑問......「この世の真の形とは?」。その答えをようやく、掴んだ気がした。少なくとも私自身には、その実感があった。
この世は平面だ。それは絶対に間違いない。だが、平面説だけでは解明できない数多くの謎が残っていたのも事実。そして私が知る限り、自ら「フラットアーサー」や「クリスチャン」を名乗る者の中に、この正解を理解している者はいない。
今一度、提唱しよう。
この世は平面、かつ球体である。
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