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丁度良い街

大阪の街は何とも丁度良い。

何が丁度良いって、規模的にも「性質」的にも、全てが丁度良いのだ。

土日の街は流石に人で混雑するが、それでも東京ほどではない。

東京は酷かったな…。新宿駅前の人混みを経験したが、二度と来たいと思わなかった(東京の人、ごめんなさい)。

東京には数えきれないほどの店がある。

そう…本当に宇宙の星ほど店があるから、そもそも覚えられないのだ。故に、覚えて「いつか来てみよう」とも思わなかった。

一方、大阪にもすごい数の店舗があるが、ギリギリ覚えられる程度の規模だし、だからこそ「覚えておこう」というモチベーションも生まれる。

例えば東京だと、各駅に似た様な店があるイメージなのだ(私が田舎者なだけだと思うが)。簡単に言うと、本当にどこでも何でも手に入る。

だがその反面、「どこでもいい」感が出てしまうというか…故に、それぞれの地域の特色ってやつに、そこまで目がいかないというか。

だから海外にいた時も、私は整然としたマレーシアのクアラルンプールより、混沌としたタイのバンコクの方が100倍楽しいと感じた。

何と言うか…「人間臭さ」があるんだよね、こういう所は。

綺麗で整ってりゃいいってもんじゃない。特に観光気分でぶらり散歩する時なんかはそうだ。

都会かどうかも大事だが、私は同時に人間が生み出す「風情」というものにも興味がある。

だからこそ、都会の風景も田舎の風景も楽しめてしまうんだろう。

尤も…どちらかと言えば、やっぱり都会の方が好きなんだけどね。

そう考えると尚のこと、その「美しさ」と「利便性」、そして「汚さ」の全てを兼ね備えた大阪は、私にとって本当に過ごしやすい所なのだよ。

西成地区なんて最高だね。たまにぶらっと歩くと楽しくて仕方ない。

道路の真ん中で酔っ払ったホームレスが寝っ転がっても、警察が注意しない。まさに治外法権!(笑)。

ご飯も美味しい…というか色々な種類があって楽しいし、女の子も可愛い。基本的に人も優しい。私にとってはすっかり、第二の故郷として定着してしまった。

引越しの当日…私は棚に置いたままのおふくろの骨壷を抱きしめた。そして語れるだけの言葉を語り、彼女と会話した。その半分以上は「ありがとう」だった。

その後、彼女の遺影の裏に隠していた、「あの」暗号通貨を入れてあるハードウェアウォレットのパスワードを抜き出した。

そして、「守ってくれてありがとう」と言った。

…別れの言葉もやっぱり、「ありがとう」だった。

いや…「別れ」じゃないか。

どうせまた、どこかで見てるんだろうさ。

おふくろは大阪に来たことも無いはずだからね。

私同様、楽しくて仕方ないんじゃないかな?

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