■ 番外編 : ハリボテ

【はじめに】

最近、寝る前にYouTube動画を見ていると、次の動画が「あなたへのオススメ」に出てきた（理由は不明。YouTubeのアルゴリズムはよう分からんね）。

ショックを受ける人もいると思うので、リンクにしてません。サムネ画像のみ。見たい人はご自分で、YouTubeからどうぞ。

割と有名な話だと思うのだが...ニコニコ動画の生配信で冬の富士山にアタックし、登頂後の下山途中で滑落して命を落とした日本人がいる。その方の切り抜き動画。2019年10月の出来事らしい。

彼の最期のセリフは「滑る！」と「うわっ...！」だ。

話によると、彼は直腸癌のステージ４だったと言う。死に場所を求めたクライマー。おぉ...良い死に方をしたじゃないか。

好きに生き、好きに死に逝く。これ以上の人生があろうか。

...ま、とは言え...

どうやらクランポン（靴底に装着する爪。アイゼンとも）すら付けずに登ったみたいだ。そらー滑るよ、氷の上なんだし。私でも分かるわ。本当に死に場所を探していたんだね。

彼の体は、数百メートルに渡る氷の崖を、まるで「大根おろし」の様に転げ落ちた。

結果、現場には「部品」だけが残っていた。

ひろゆき氏も私と似た様な事を言っている。彼の遺体は、性別すら判別出来ないほど、損傷が激しかったと言う。

冬の富士山にチャレンジして命を落とす人は毎年いる。そこは別に、珍しい事でも何でも無い。

しかし...私はこのバラバラになった彼を想像し、「部品」と言うキーワードから改めて「ある考え」を巡らせる事になる。

本記事は、今まで私が何度も遠慮がちに主張していた内容も含む。私を追いかけて来てくれたファンの方なら、既に察する所もあるだろう。故に、本筋の続編ではなく、「番外編」としておく。

非常に自分勝手な内容になるかもしれない。

その時は、許して欲しい。

私も好きに生き、好きに逝きたいのだよ。