役柄

久しぶりに、タイで出会った某知人に連絡をとってみた。

彼は建築設計を生業とした人物だ。色々な不動産案件に手を伸ばしており、そこから得たコネクションは相当に厚い。

...が、ちょっとクセがあり、グレーな所も果敢に攻める。

まぁ、この手の界隈の方々はどうしてもそういった部分があるのだ。

タイでは日本人同士のコネクションが非常に重要となる。同時に、気をつけなければ詐欺にも遭う。そんな中で出会った人物の一人なので、もちろん100%気を許している訳では無い。というか、本性を知っているので、一定の距離は必ず置く。

その彼になぜ、連絡をとったか。

それは彼のコネクションで確認したい事があったからだ。

建築と言えば...そりゃあフリーメイソンでしょう。

聞いてみたところ、やはり彼の知り合いにもメイソンのメンバーはいるらしい。彼自身はメイソンではない、との事だが...どうなのだろう。

ただ、彼はそこまで世の中のことを知らなかった。

特定の企業のトップと繋がっていたりするので期待したのだが、未だにユダヤだのロスチャイルドだのといった名前を出してきた（サムネイル画はフランスのロスチャイルド邸）。

まぁ、私が様々なコネクションを駆使して集めた情報によると、一般的に言われている陰謀は概ね、合っていると言えるだろう。

トヨタやソニーなどの大手企業トップが集まる会合では、天皇家の裏の話や北朝鮮拉致被害問題の真相なども含め、そう言った話も当然出てくるらしい。私も散々、聞いてきた。

ただそれは、所詮「この世の政治、経済、金融」止まりの情報だ。私は、この手の研究を数年前に終わらせている。

私が知りたいのはこの世やヒトの存在意義、神の存在...そういった領域だ。そして今、研究の末、そこに近づいてきたと確信している。

今回連絡をとったその人も結局、そこまでは分からないみたいだった。

メイソンメンバーに関しても、「別に普通の奴らなんだよ」と言っていた。

いや、違う...。あんたが何も知らないだけさ。

まぁ、コロナウイルスの真相含め、有益な情報を得る事ができたので、連絡をとって良かったとは思う。

改めて感じたのは、メイソンでも真実を知らされているのはごくごく一部、と言う事だ。

彼は最後にこう言った。

「面白い話だけど、かと言ってねぇ...それが分かった所でどうしようもないでしょう？もっとお金になる事考えようよー。」

はは...彼らしい。うんうん、良いんじゃないかな。死ぬまで真理を探究しないつもりなら、ハッキリ言ってそれが一番正しい。この世では、カネが無いと話にならないからね。

今のところ私もカネは欲しいもの。沢山、ね。

でも、私はこの「舞台」において、そういう役回りでは無いのさ。