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タイでのエピソード・その47

その46の続き—

何度も休憩ポイントを挟み、一行を乗せた観光バス…いわゆるハイエースは、ついにラオス入りのイミグレーション前へと到着した。

時間は朝の3時半くらい。ここからイミグレまでの門が開く5時まで待機。

すぐ前にはセブンイレブン、トイレもある。他のツアー会社のハイエースもずらりと並び、現場には既に大勢の人がたむろしていた。

日本人は少ない方で、そのほとんどが欧米、そしてイスラム系人種。

ざっと見るだけでも多分、2、300人はいる。すげぇ…こんなにいるのか。

て言うか、寒い。びっくりだ。ここまで北上すると、たとえタイ国内でも朝はこんなにも寒くなるのか…。

油断して薄着で来てしまった私は、コンビニで薄いタオルを買い、何とか寒さを凌いだ。

時間が近づいてくると、門の付近に長蛇の列が出来る。ガイドのチューヤンが列の先頭に立ち、これから開くであろう門の目の前で待機した。

そして門が開くと…

その門からイミグレまでの約100mの距離を、全力でダッシュ!

…ってまぁ別に走らなくても良いんだけど、要は早く行けば早く終わるので、皆が我先にと走り出すのだ。

虚をつかれた私は、遅れながらも走り出した。重たい荷物を背負いながら太ったおっさん達を追い抜き、最終的にかなり前の方に来れた。

特に疑われる事なく、パスする事が出来た。ここまで来ると待合時間などもあって、皆が徐々に仲良くなってくる。

海外の土地だと、やはり言葉が通じる同じ人種は貴重な存在なのだ。それを皆、理解していた。

その後、大きなバスに乗って、いよいよラオスの国境へと運ばれる。

入国カードを記入して入るだけ。ツアー参加者である証を首からぶら下げておけば、並ばなくても横から普通に通る事が出来る。全てガイドがやってくれているのだろう。

これでようやく、ラオスの首都、ビエンチャンに入れるわけだ。

次に向かうのは、タイの大使館。

日も昇って来て、今度はクソ暑い。その暑い中、また長蛇の列を作り、今度は最後尾から待つ。やれやれ…。

恐らく1時間近く待たされた後、やっと中に入れる。そこからさらに書類を書いて、待つ事になる。

パスポートと書類を提出し、番号が書かれた引換券を受け取って終了。この引換券を無くしたら終わり。「絶対に無くさない様に!」とガイドから注意喚起があった。

知り合った例の女の子が、ガイドのタイ語を全て訳し、皆に伝えてくれた。ありがたい。こりゃあ、良い仕事が見つかるだろうな。

一行を乗せた観光バス…っつーかハイエースは、ここでようやく、ホテルに向かう事になる。

ホテルと言っても、くっっっそショボい激安の宿だ。こんにゃろう。

まぁ…贅沢は言ってられん。一応、朝食も出るみたいだからね。

ツアー1日目はこんな感じだ。10時間の乗車&手続きで皆、クタクタ。その後の自由時間は外で歩いても構わないのだが、大体の人はここでグロッキーになり、ベッドで仮眠を取る。

…そんな中、元気一杯の私は数分間の仮眠をとったのち、ビエンチャンの街へと繰り出した。


その48へ続く—

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