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流動

この世の本質は流動だ。万物に言える。

動くからこそ、その対象物には意味が生ずる。

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逆に動かない物は、本質的には何の意味も為さない。

人間の人生など、まさにその最もたる例だ。何故かスピリチュアルの分野で紹介されることが多いが、私としてはそれが不思議でしょうがない。スピリチュアルもクソも無い。それくらいに当然の話だ。

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人間は傾向として、万物の事象とヒトの人生を切り離して考えがちだと思う。

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「その様なことはない」と言うかもしれないが、普段の日常では割と無意識にそうなってる。「万物が一緒?いやいや、モノは言いよう。ヒトの人生と他の現象は所詮、別物だ」、と。

でも、ヒトの人生も間違いなく、流動しなければ意味を為さない。季節ごとに違った顔を見せる、北海道の大地の様に...あなたも私も、この理から逃れられない。少なくとも「この世では」、ね。

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私は元々田舎育ちなので、それが本当に強く、実感できる。

私が何の準備も無く東京やタイに行こうとした時、応援してくれる人など誰もいなかった。

「無理だ」、「無謀だ」、「何しに行くの?w」。

それ以外の言葉はまず、飛んでこない。

中には「いいじゃん!行ってこいよ!」と言ってくれる人もいた。だが、ほとんどは「どうにもならないと思うよ」と言ってくる。

そして、私は借金をしてまで、ノープランで海外に飛び出す。自分を信じた。むしろ、それ以外しなかった。返すアテのない借金をした私を「犯罪者」呼ばわりする人間もいた。

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それから何年もの月日が流れ、今に至るわけだが...。

別に自慢するわけでも何でもないけど、その時に否定した人間はやはり、数年前、数十年前と変わらない人生を過ごしている。

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久しぶり会うと、何故か私に向かって謙遜し、距離を置いたり、人によっては嫌味ったらしく敬語を使ったりする始末。控え目に言っても、「こいつらクズだな」って思う。

私の事を嫌ってくれて構わないが、あなたが「仲間」や「友達」と呼ぶ人は、恐らく八割は「アリジゴク」だ。

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チャレンジしない人間は、嫉妬と羨望から、行動する人間をネガティヴの方向へと引っ張る。

「そんなに無理しない方がいいよ」的な事を言い、慰めてる様に見せかけて本心は......ってケースがほとんどだ。

そして、自分と同レベルの心地よい人間としか干渉しない。いわゆる「傷の舐め合い」のプロフェッショナルたち。

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だから、いつまで経っても人生が変わらないのだ。もし心当たりがあり、かつあなたがより良い人生を送りたいと思っているなら、その人とは距離を置くべき...かもしれない。

もちろん、色々経験したからと言って、先輩面するのも良く無いよ。そんなのはただのヤな奴さ。

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よくいるよね、そういう奴(笑)。でも、それもダメ。何事もバランスが大事だと思う。

例えば、相談を持ちかけた時、「へぇ〜、それやりたいんだ?いいじゃん!やれば絶対出来るし、今からもう動いちゃおうよ。めっちゃ応援するわ!」

...てな感じで、ズバっと応援してくれる人の方が信用出来るかな。このように、「いざ」という時に真剣に考えたり、時に叱ったり、応援してくれる人を「優しい」と言うんじゃないかな。

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普段から外ヅラだけ当たり障りなく生き、「いざ」と言う時にフェードアウトする人間を、私は信用しない。私は、だよ。

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そんなの、友人でも何でも無いじゃないか。そんな人間の近くにいるくらいなら、絶対に一人の方がいい。

ここで例に出すのはちょっと可哀想だが、軽度のアルツハイマー型認知症である私の父は、前日やその日のことを思い出せない程にまでなってきている。

ところが、ちょっとフラつく時もあるものの、車の運転にはまだそこまでの支障をきたしていないのだ。

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これは即ち、日々の習慣を続けるだけなら、脳はほとんど動かさなくて済む事を表している。言い換えると、いくら年齢が若くても、行動力と変化の無い人間の日々は、認知症の人のそれとさほど変わらないと言う事だ。

確かに、どっかの誰かも言ってたけど、「無知の蛮勇」も良く無い(与沢翼氏だったかな?)。しっかり計画を立てて動くべき。それは本当の話さ。特に、ビジネスはね。

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うんうん、勉強になりますねぇ。

......まーーーでもぶっちゃけね、実際に「死」を覚悟して動く時、「長期計画」なんてする人間いねーですわ(笑)。絶対ムリだよ。

たとえ無知の蛮勇でも動かないよりは、いい。動かないよりは...。動かない毎日を過ごすより、動いて失敗する方が、1000000000倍マシだね。

もちろん、場合によっちゃ死ぬかもしれない。良いじゃないか、それでも。どこに問題があるんだ?人生なんて、所詮は自己責任。それ以上でもそれ以下でも無い。

死んだ後の「こっちの世界」の事?ははは!クソくらえだね。高い金払って葬式をする人たちの気が知れない。意味不明すぎる。何の儀式なんだよ、それは。その説明も出来ないくせに、何百万円もかけてやる。クレイジー。

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手前に本のロウソク。後ろに十二の供花。左右から照らされる中央。おぞましい数の花、植物。花の飾り方がハート型。そして線香による。あぁ、ここには「アイ」がいっぱいだ。

私が死んだら、その肉はゴミ焼却炉にでも放り込んでおけばいい。何も知らないから、豪勢な葬式なんぞやるんだよ。

The North Faceの創始者、ダグラス・トンプキンズは、カヤックが転倒して湖に転落し、死を遂げた。

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アウトドアに生きた男が、アウトドアで死んだ。これ以上の死に方があるかい?

好きに流動し、好きに死に逝く。

私も是非、そうありたいね。

もし私の研究に興味を持って頂けたなら、是非ともサポートをして頂けると嬉しいです。サポート分は当然、全て研究費用に回させて頂きます。必ず真理へと辿り着いて見せますので、どうか何卒、宜しくお願い致します。