● 第二十一章 : タータリー帝国
【あらすじ】
世の中心を探し求めるうちに、私はタータリーというキーワードに辿り着いた。
タータリーと言えば、かつてロシア以上の領土を誇ったとされる巨大な帝国だ。歴史の闇に隠蔽された、との見方が強い。知ってる人もいるだろう。
wikipediaではタタールという民族が紹介されている。東ヨーロッパからカザフステップ、そしてモンゴルにかけて幅広く栄えた民族達とのこと。
詳しくは記事内で述べるが、ここまで広大な領土を誇る帝国があったのなら、そう簡単に潰えるとは考えにくい。そして何より、「その存在や歴史が隠蔽されてきた」などと言うが、そもそも本当にそんな事が出来るのだろうか。
ここまでの規模の帝国を?わずか2,300年前に存在したものを完全に隠蔽する?普通に考えて、不可能だと思うのだが...。少なくとも、何かしらの痕跡は残る筈だ。
私はアジア圏をそれなりに転々としたが、タータリー、タタールなどの単語自体を聞いた事がない。誰も知らない。
タータリーの話は、陰謀界隈ではかなり有名だ。当然、私はそれらを真に受けるつもりは無い。ここにも絶対にウソとホントがある。
確かにタータリーは存在していた。それを示す資料は数知れない。私がネットで調べた限りは、間違いなく「それ」はあったと思われる。
ウソとホント...その「ホント」の部分を見出す為に一役買ってくれたのが、中国と北海道...そしてモンゴルという、三つのキーワードだった。
今回は複雑、かつ抽象的な文章が多いかもしれない。分かりにくい箇所も多いかもしれないが、割と重要な事を述べているので、じっくりと読み進めてほしい。
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