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▲ 第五章 : 星空は語る

【はじめに】

第三部からのメインテーマはズバリ、「星空」だ。とりわけ、北よりも「南天」。

でもまぁ、北の天すら理解出来ていない今、南天にばかり目をやっても、なかなか進まないのかもしれない。

最近、思うのだ。数千、数万、いや…むしろ数億はあると思われるこの星々を一つ一つ見ても、キリが無いのではないか?と。

それこそ、ジャングルの中に迷い込み、一本ずつ木々を見て回る様なもの。

その中から重要な一本の木を見つけ出す事など…恐らく残りの人生の時間を使っても不可能ではないのか…。

だが、ここで落胆していても仕方ない。他に方法は無いものか…ずっと、ずっと考えていた。むしろ、考えない日など無い。どうしても、突破口を見出したい。

…「木を見るより森」、か…。

星全体を見ると言っても…

くそ…やっぱり無理だ。一体、どこから手をつけて良いのか分からない。

南天のとあるヒントは拾い上げた。でも、そこから一向に進まない。

そう思っていた矢先…私の研究に、僅かな光が差した。

——星を見るより星雲。星雲を見るよりも全体を見る。

…なるほどな。

そこまでの確証は持てない。

持てないが…今までの考察と、確かに繋げられる所が出て来た。

私の真理探求は、止まらない。

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