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出来レース

先月の6月29日、アメリカの元国防長官であるドナルド・ラムズフェルドが死去した。88歳だった。

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彼が指揮した(とされているだけだが)イラク戦争、それにおける行動とその結果は、様々な方面で物議を醸している。

まぁここではダラダラと裏の話をしない。調べればすぐ出てくるので、興味がある人は自分で調べてみましょう。

私のnote記事のテーマらしく、陰謀に沿った話をするなら...

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2001年9月11日のアメリカ同時多発テロは全て茶番であった。見れば分かるが、いずれもPhotoshopで合成された安っぽい映像だし、ビルの崩れ方を見ると素人でも分かるくらい、綺麗に「発破によって解体」されていた。

そして、その首謀者とされていたウサーマ・ビン・ラディンは、テロ組織アルカーイダの設立者であった。そして...

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アメリカと内通していた(画像は恐らくコラージュ)。

ここの陰謀も本当に色々あって、結果として訳が分からない状態になっている。

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ご覧の様に、ビン・ラディン=オバマの説まである。どのみち、今となっては定かでは無い。

そして、このビン・ラディンと内通し、「大量破壊兵器」を保持していたとして容疑をかけられたのがサダム・フセイン。

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一般常識的に彼は犯罪者、テロリスト扱い。学校でもそう教えるだろう。私の父親も、未だにフセイン=悪と言うレッテルを信じている。

言うまでも無く、ここには傀儡政権アメリカの「都合」が暗躍している。先述した様に、その「都合」に関してはここでは述べない。今更感がハンパでは無い。

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少しでも詳しい人なら、説明不要でしょう。

本記事には、たまに見たくなるエジプトの雑誌に掲載された、ラムズフェルドと米軍によって拘束されたフセインの会談記録を記しておく。ブログに書いてる人も何人かいるが、読む度いちいち探すのが面倒臭いし、何より「一般常識」しか知らない人の啓発の手助けになるかもしれないと思ったからだ。

フセインは大量破壊兵器など所有していなかった。そして、テロ組織アルカーイダとも内通していなかったのだ(後の2008年に、この事実を米国防総省が認めている)。これを聞いて虚を突かれるなら、あなたは世界の事に関して、あまりにも不勉強過ぎる。

逆に、既に詳しい人にとってはつまらない内容かもしれない。

——以下、エジプトの情報雑誌「アル・オスブ」が公開したとされる、サダム・フセインとラムズフェルドの会談記録——

ラムズフェルド :イラク情勢について、君と話し合う為に会いに来た。我々はイラクの内外で君の支持者の一部と話したが、彼らも我々に君から話を聞く様、アドバイスしている。

フセイン:それで...君は何を望んでいるのかね?君達の軍隊は誇り高いイラクの地を占領した。君達は何の法的根拠も持たない統治機構をでっちあげた。君達は独立した自由な主権国の国家主権を攻撃した。そして、君達の血に塗れた文明を証言するものとして、歴史に残る犯罪を犯した。その上に何をご所望なのかな?

ラムズフェルド:(怒りを隠そうと努めて)過去の事にはもう、用は無い。私が来たのは「明快な特別の提案」をしたいからで、君から「明快な特別の回答」を聞きたいのだよ。

フセイン:(ラムズフェルドを蔑み)てっきり謝罪に来て、権力をイラク国民に返すのかと思ったよ。

ラムズフェルド:私が謝罪すべき事など無い。君は隣国に対して脅威だった。大量破壊兵器を製造しようとしていたし、国民に対して独裁を行った。だから30年以上もイラク国民が直面してきた危険を取り除く為にも、我々が彼らに支援の手を差し伸べたのは当然の事だったんだ。

フセイン:君が歴史を知らない事はよく知ってるし、君の国の大統領(ブッシュ)が無知そのものだというのも判っている。しかし君は、あまりに長いことウソをついて来たので、それを真実だと思い込んでしまった様だ。もし君の言う「隣国」がシオニストの政体(イスラエルの事。イラクはイスラエルを国として承認して来なかった)を指しているのなら、それはその通りだろう。我々はイスラエルに圧力をかけ、パレスチナの奪われた土地を解放する準備をしていた。その地は元々アラブ人の物であり、その住民はアラブ人であり、シオニスト(アシュケナージ系ユダヤ)はその土地を占領しているだけなのだから。これはイラク人だけでなく、すべてのアラブ人の義務なのだ。彼らは、君達の支援と古い植民地大国の助けを得たお陰で、世界の至る所から我々の土地にやって来たのだ。ところで...君がクウェートの事を言っているのなら、私は君に尋ねてみたいものだ。君達こそクウェートから撤退したのかね?それともまだかな?

ラムズフェルド:それは安全保障上の問題だ。アメリカとクウェートその他の湾岸諸国の間には、安全保障条約がある。我々は彼らの要請に基づいて、君の脅威から彼らを守る為に来ているのだ。

フセイン:羊の番を狼に任せるのは、おかしくないかな?クウェート国民はアラブ人であり、クウェートはイラクの領土だよ。もっと歴史をよく研究してもらいたいものだ。君には歴史が判らないとは思うがね。

ラムズフェルド:この話はもう結構。提案があるのは私の方なんだが...。

フセイン:(話を遮って)君が下らない提案をする前に、私から質問したいのだが。大量破壊兵器とやらは少しでも見つかったかい?

ラムズフェルド:(まごつきながら)今のところ、見つかっていないな。しかし、我々は絶対にそれを見つけるさ。君は核兵器製造の意図を持っていたことを否認するのかね?

フセイン:我々は1991年以降、一切の破壊兵器を保有していなかった。国際的な査察チームにも誠実に報告したし、コフィ・アナン(国連事務総長)への書簡にも間違い無くそう書いた。君もその事実を知っているハズなのに、君達はイラクを占領し、合法的な政権を転覆するためにウソの口実を捜していたのだ。

ラムズフェルド:イラク国民は我々に幸せそうに挨拶し、歓迎しているよ。その理由は、君のイラクを統治していた時の政策が血塗れだったからに他ならないのでは?

フセイン:ミスター・ラムズフェルドに告げる。ウソをつくのはいい加減にしたまえ。君こそイラクの地に滝のように血を注いだ片割れじゃないか。君たちは陰謀を企み、イラクの大いなる大地を支配せんと反逆者と一緒にやって来たのだ。

ラムズフェルド:君が反逆者と呼ぶ者達こそ、民主的な手法と公明な選挙で、イラク国民から指導者として選ばれたんだがな?その様な方法は、君が支配していた時には無かっただろう。

フセイン:君がジャラル・タラバニ(後のイラク大統領。アメリカと内通していた)を筆頭に(蔑んだ笑いを込め)、反逆者の楽隊と一緒にやって来たのは判っている。偉大なイラクがタラバニとジャアファリー(イラクの政治家。タラバニと同上)に支配されるとはおかしくないかね?どんな選挙の事を言ってるのやら。君が彼らを招集した事で判る様に、国が占領されている下で自由な選挙が可能だろうか?ラムズフェルド君、占領者は従僕とスパイだけを連れてやって来るものだと、私達は歴史から学んで来たよ。それで結局、イラク国民が自由と民主主義を享受していると私に納得させたいのかね?精神錯乱もいいとこだ。

ラムズフェルド:(怒りを抑え切れない)君は外界から隔絶され、外の世界で進行している事を知らないんだ。イラク国民は君の圧政から自由になった。もし彼らが君や君の部下を街で見かけたら、間違い無く殺されるぞ!!

フセイン:そうだな。もしイラクでの君の所在を公表する事が出来、イラク・レジスタンスがその所在を知ったとしたら、きっと君は生きて帰る事は出来ないだろう。私は君の愚かな大統領に伝言を伝えたい。「至る所で君の兵士らに死が忍び寄っている。歴史は君を許さないだろう」とね。残っている兵士を守るためにも、正確に大統領に伝えなければダメだよ。

ラムズフェルド:私は、だね......君の部下が扇動し、遂行している「テロ」攻撃について君と交渉しに来たんだ。君の部下は最近アブグレイブ収容所に汚い攻撃を仕掛け、米兵50人以上が死傷した。さらに彼らは様々な理由で、拘束していた者たち多数を殺したんだ。君の部下は世界中のテロリストから支援を受け、イラクにおける民主主義の実験を脅かしているんだぞ。

フセイン:一体、何を言いたいのかね?

ラムズフェルド:一つの提案をしているんだ。つまり君は釈放され、どこでも好きな国で自由な亡命生活を送る場所を選ぶ事が出来る。ただし、テレビに出演してテロへの非難声明を発表し、君の部下達に武力行動を止める様に命令するというのが条件だ。

フセイン:この提案には、君の大統領からの承諾を得ているのかね?

ラムズフェルド:その通り。この提案は大統領と副大統領、国防長官、諜報機関責任者が出席した会議で承諾されたのだ。そこで君にこの提案を伝える権限を私が与えられた。

フセイン:つまらん提案だ。

ラムズフェルド:(ため息をついて)...君の側近らには、政府に参加させる用意もあるぞ。

フセイン:それだけかね?

ラムズフェルド:君の好きな国で、家族ともども安全を保障し、財政的な支援も与えられるだろう。

フセイン:こちらの条件を聞きたいかね?

ラムズフェルド:ぜひ、そう願いたいもんだ。

フセイン:(尊大な優越感を振り撒きながら)第1の要求は、イラクから撤退する最終期限を設けること、君たちの政府は世界にその責任を約束すること、そして撤退を即座に開始すること。

第2。米軍の収容所に捕らえられている全イラク人およびアラブ人をただちに解放することを求めたい。君達はイラクの誇り高い人々数万人の自由を奪っている。

第3。1991年の湾岸戦争から今日まで、君たちがイラクに侵略した結果として、イラク国民に与えてきた物的損失に対して十分な補償をすると約束してもらいたい。それらの損失の規模を見積もるために、私は国際機関とアラブからの支援を受け入れる。

第4。君、および君の部下がイラクの国庫と石油収入から略奪した金銭を戻す事を求める。特に犯罪的なブレマー(米国外交官。イラク戦争後、イラクを事実上管理する連合国暫定当局『CPA』の代表に就任している)と反逆者、背教者たちだ。

第5。君達が盗み出して古代工芸品マフィアに渡した文化遺産を返還すること。それは世界のあらゆる貨幣価値を上まわる財宝であり、イラクの歴史と文明を伝えるものであるからだ。君達がいかなる文明も歴史も持たず、君の国は誕生してから僅か2~300年しか経っていないというのは真実であるが、そんな事は君達が盗みを働き、イラクの文明とイラクの富を憎悪する正当な理由にはならない。

第6。もし発見したのであれば、君達は大量破壊兵器を返還しなければならず、また君たちが命を奪った全殉教者の命を我々に戻し、高潔なイラク女性の汚された名誉を戻すこと。

ラムズフェルド:...それは冗談だろ?

フセイン:違う!これは現実だ...君も知っているだろう、ラムズフェルド君。君達は平和なアラブの国に対して歴史上最大の犯罪を犯したのだ。我々は1980年代にも会談したが、その時の君の提案を覚えているかね?

ラムズフェルド:過去の事は沢山だ。我々が取り組んでいるのは君への対処であり、過去において我々に敵意を抱いた事のある、幾つかの国への対処なんだ。我々は穏健なイスラム主義者とは対話を続けると決定しており、彼らが投票によって権力の座につく事に異論はない。それ以上に大事な事は、我々がハマースイスラム聖戦機構、イラン寄りのヒズボラ、その他の世界中の原理主義組織といった「テロ」組織との対話のチャンネルを開くと決めた事なんだ。武器を捨てる事と引き替えに、政権に参加する可能性を研究する為、アフガニスタンのタリバンとさえ接触する計画を立てている。

フセイン:それで、君達の間違った政策については再考を始めたのかね?

ラムズフェルド:当然の成り行きだ。我々はあらゆる国に民主主義を広げるために努力している。

フセイン:君が正直者ならば、神のご加護を。...と言っても、君の本当の狙いは判っている。君が本当に誠実であるなら、君と同盟国はイラクからの撤退を即座に開始するはずだ。そしてイスラエルを支援する姿勢を変えなければならない。しかし君の大統領は頑固で、傲慢で、真実を語ってはいない。

ラムズフェルド:彼は君みたいな血塗れの独裁者と違って、民主的に大統領に選ばれたのだ。

フセイン:テロは君たちの専売特許で、ウソをつくのが君の手法だ。

ラムズフェルド:この提案は、君にとってまたと無い好機だぞ。君が釈放される上に、我々はイラク統治に関する全てを君に相談するつもりだ。この提案を拒否すると、チャンスは無に帰す事になる。

フセイン:私はご都合主義では無いんでね。全イラクが君達から絞首刑にされているのに、自分の首だけ助かる道を探る事はしない。もしロシアの提案を受け入れていたら、息子と孫は死なずに済んだだろう。私は家族と娘と孫の消息を知らない。本当に、自分や家族の事より、偉大なイラクの未来とイラク市民の事を気にしている。君は以前、部下を通じて「もし大量破壊兵器をシリアに密輸したと宣言したら、その代わりに釈放するつもりだ」と言ってきた。その時にも提案を拒否したが、今度もまた君の提案を拒否する。

ラムズフェルド:拒否してもらいたく無いんだが。検討してみてくれないか。我々は今、対処を再検討している所だ。お互いの流血を止めたいんだよ。弱者の論理ではないが、強者の論理を超えた所でこの提案をしている。我々の誠意の証として、タリバニには君への処刑執行を否定する声明を出すよう頼んでおいた。全体としてイラクの政治配置に関わる全ての地位を見直す用意があり、君と君の部下の問題も協議する用意はあるのだよ。

フセイン:撤退する準備は出来ているのかね?

ラムズフェルド:配置転換を討議する事は恐らく可能だ。我が軍は長期駐留に向けて基地を整備して来た。都市や大通りから姿を消す事は出来るが、しばらくは基地に留まるだろう。

フセイン:その時に、今の手下の隊列に新しい手下を加えたいというわけか。いいかね、ミスター・ラムズフェルド。君が会談している相手はイラク共和国大統領サダム・フセインだという事を忘れないでもらいたいね。

ラムズフェルド:しかし、君はもはや権力を失ったんだ。

フセイン:私は名誉以外には何も持たないが、名誉は売り買い出来ないのだよ。

ラムズフェルド:しかし、人生は貴重なものだ。

フセイン:名誉を失った人生に価値は無いさ。君達がイラクの地にやって来て名誉を奪ったが、我々はサダム・フセインが生きていようと殉教者になろうと、自分達の名誉を挽回するだろう。

ラムズフェルド:我々が会談した君の支持者は、君が全ての最終意思決定者だと話した。彼らは君の出方に期待しているんじゃないのかね?

フセイン:はっきり言っておこう。彼らは、サダム・フセインは祖国と名誉を売り渡して逃げ出すことが出来ないと判っている。

ラムズフェルド:イラクで流された血に責任があるのは君だと、歴史は書き残すだろう。

フセイン:いや、むしろ歴史は君の犯罪を断罪するだろう。君はバグダッドの城壁で自殺する事になると前にも警告したはずだ。どうぞ犠牲を払ってくれ。君に望むのは、ロンドンに行ってイギリス外務省の記録を読む事だ。そして、イギリスの友人とやらは同じ過ちを繰り返して君達の戦列に加わっているが...彼らに反対して戦ったイラク民衆の闘争について学ぶ事だね。レジスタンスは君達が想像しているよりも手強いぞ。これまでの様にはいかない事を約束しておこう。

——以上。

言っておくが、この事実を知った所で、あなたは真理探究のスタートラインにすら立っていない。つまり、大した内容の記事では無い。だからこそ無料でシェアしているのだ。

今の世の中は、この程度の事を知ったくらいで「世の裏側を理解した」と感じている人ばかり。

ハッキリ言って、これらも結局は目眩し。だって、バレちゃまずい内容なら、こうして堂々と雑誌に掲載しないでしょう?

まぁ本当の事なんだろうさ。その後のISISの動きを加味して観察する限り、大体フセインの予言通りになってるからね(もちろんISIS=アメリカ)。アメリカはまさに悪魔そのもの。これこそが、戦争だ。

でもこの程度の事は、為政者達にとって取るに足らない話と言うこと。別に広まっても問題無い。実際、既に多くの人が知ってるし、米国防総省自らイラク戦争の大義(フセインとアルカーイダの関係)を否定してしまった為、結局ただの疑念渦巻く「軋轢スイッチ」と化している。これも、いつものやり方。

この陰に、もっとずーーーーーっと大きな事実がたくさん、本当にたくさん隠蔽されているのさ。

その規模はまさに「規格外」ってやつだよ。

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さぁ...あなたはどこまで「Plan of illumination」を暴けるのだろう。

私と競争してみようか。

もし私の研究に興味を持って頂けたなら、是非ともサポートをして頂けると嬉しいです。サポート分は当然、全て研究費用に回させて頂きます。必ず真理へと辿り着いて見せますので、どうか何卒、宜しくお願い致します。