いつか来る、その日まで

最近はずっと、自分よりも親…特に母にカネを使っている。

新しいトレーニング器具、自室で映画が見れるAppleTVと、そこに付随したサブスクリプション。他、サプリメントや調味料をはじめとした食材。入院費用も少し手伝ったので、結果としてそこそこのカネを使った。

クラファンの際、「自分の為に使って」と仰って頂いた方、申し訳ない。結果として、その多くを親の為に使った。どうか、許してほしい（仕事を充実させる機材にはしっかり、使わせて頂きましたよ！😊）。

親が倒れてからというもの、最近の私はすっかり、牙が抜けている。何とも、情けない限りだ。

いや、何というか…「脆弱」と言えば良いのか。言い訳になってしまうかもしれないが、「目の前の何気ない幸せ」に気付いてから、血気盛んさが影を潜めたというか。

日常の「当たり前」が、どんなに幸せなものなのか。この歳になってようやく、気付かされた。

かと言って、ここに至るまでに遠回りしたわけでもない。カネが全てのこの世において、ここに到達するのは至難の業だ。ずーっとこの田舎にいるだけでは、絶対に到達出来なかった。

「記事を書かなきゃ。動画を編集しなきゃ。」

…それら、何よりも優先していたものより、今は「親の面倒」を優先している。「元気になってもらう」という目標が出来たからね。それに、医療には負けたくないという、私なりの意地もある。

週に２、３回は灯油を汲みに行ったり、買い物に行ったりするのだが、当然おふくろは荷物を運べない。まだ歩くのすら、やっとなのだ。

当然、親父は一緒にいる。でも認知症であるがゆえ、二人きりにさせるとまたストレスが溜まってしまう。なので、買い物に行く時も常に私が一緒に行く様にした。

結果、私が仕事に集中出来る時間はさらに減ってしまった。

そう、今の私はカネのみならず、時間も親に捧げている。私なりの親孝行ってやつ。

親不孝を続けた30年分を今、取り戻す為に必死なのかもしれない。

だから、今度こそ何かしらのコンテンツの更新が滞る時が来るかもしれない。

その時は…ごめんなさい。今のうちに、謝っておきます。

オミクロン…今は「ο」と表記されるが、元々は「オメガ」の短母音の名称だった。

そして、古代ギリシャ語のオメガはしばしば、太陽記号（丸にチョン）と同一で描かれていた。

「わたしはアルファであり、オメガである。最初の者にして、最後の者。初めであり、終わりである。」

…この世は聖書ベース。さらに、今現在のワクチン接種は「３」回目。

先日、両親揃って、その「３」回目の接種を済ませてしまった。

あまり長くは孝行出来ないのかもしれない。

ならばせめて…今は全力で、孝行したいと思うのだ。

許してほしい。

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