▲ 第十四章 : PLUTO
【はじめに】
いやぁ、書き終えた。
やっと…やっとの思いで書き終えたよ。
…なーんて、実は大袈裟なもんでもない。
この通貨に通ずる今までの考察、そして数字の事実などを軽くまとめ、そして書き上げるまでトータルで費やした時間は、大体1、2ヶ月ほど。
ともかく…シリウスを中心とした考察においては、これでひと段落だ。
そう思って「真・奴隷解放宣言」と名付けたその記事を、マガジン「真理探求 : 最終章」に振り分けた。
ここには、かのREQUで展開していた記事「3Π・改」も置いてある。まだ見ていない方は是非とも購読して頂きたい。今現在の私の「全て」を、そこに置いておいた。
私は今、大阪に越してきている。記事を書き終えて、心身ともに大いにリラックスしているところ。
外人ばかりの道頓堀のスターバックス。うーん、ホームって感じ。ようやく帰って来れたか。
「シリウス」をテーマに「第三部」も進めてきたが、かの記事で一旦着陸出来た。恐らく私はこの結論に至る為にシリウスに惹かれ、研究を続けて来たのだ。
ひと仕事終えた安堵感の中、優雅にコーヒーを飲む。うーん、勝者の味である。
…そうだ、これでいい。これでよかったのだ。
これで私に関与する人たちを豊かに出来る…。これ以上のエンディングはあるまい。
鍵穴を見つけた。そして鍵も開けたはずだ。
BranisとJatrosの意味にも到達し、おふくろの死すらも受け入れ、物質的にも精神的にも辿り着いた。そこには「豊かさの鍵」があった。…これを超える回答は思いつかない。
もう、これで終わりのはずだ。だからこそ「最終章」と名付けた。
私の真理探求の旅は、ここまで。
よくやった、マサヤン=ケンヂ…。
…
……
…………ただ、一つ。
ただ一つだけ、引っかかる事がある。
冥王星…私はこいつの謎をまだ解き明かしていない。
何故、これだけが太陽系惑星の中で「準惑星」になったのだ?
そもそも何故、「冥」王などというネガティヴなキャンペーンを喰らっている?
クラシックの組曲「惑星」でも、冥王星だけが外されている。
この「かに座」のようなバッシングの受け方は、今までの私の考察の流れから見ても、決して無視出来ないものだ。この世が逆転しているなら、むしろ「注目に値する」ということ。
「鉄腕アトム」を元に再構築された、浦沢直樹氏の「PLUTO」。これまたミステリアスなSFホラー・テイストで描かれている。
とはいえ、ポジティヴな表現もある。ディズニーの「Pluto」だ。
このタネ明かしは簡単。逆に考えるなら「DOG」ではなく「GOD」。
…となれば尚の事、冥王星は本来、考察には絶対に欠かせない存在のはず。
にも関わらず…私はまだ、この星について何も分かっていない。
隠されし知恵「Daath(ダァト)=冥王星」。
…月の裏側に辿り着いた私でも、未だにここに辿り着けていないというのか?
ここが最終目標地点だと?
それとも…全ての出発点?
だとしたら…「知恵」とは?
私はもしかすると、重大な「見落とし」をしているのかもしれない。
…止まっていた手を動かし、再びキーボードを叩く。
残された「知恵」を、拾い上げる為に。
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