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イベント企画におけるコンセプトとは?

どうも、まさやんです。

前回初めてnoteを書いたところ、"守離破"じゃなくて、"守破離"じゃね?
というツッコミメッセージをもらいました。
中学生レベルの間違いです。でもめげずにまた書いていこうと思います。

今回は"イベントコンセプト"というテーマで書きます。

私はこれまで技術広報や人事を経験し、自分自身でイベントを企画することも非常に多くありました。昨年はよく100名~200名規模のイベントを企画から運営までやってました。
※主に技術イベントや採用イベントが多かったです。累計1000名くらいの方には参加いただいてるかも。

今回はイベントを企画する中で考えてきた"コンセプト"というものについて書きます。
※めちゃくちゃ当たり前のことを書きますが、ご了承ください。

1番始めにやるべきこと

イベントを企画する際にまず1番に考えるのが"目的設定と目標設定"です。
イベントの企画って目的と目標を設定することが曖昧になりやすく、
「なんかめっちゃ人来たし、みんな楽しそうだったし大成功だったね!」
という自己満イベントになりがちです。
もう、気を抜くとすぐそうなります。

プライベートでイベントをやるのであればそれも良いですが、仕事でやる以上は、
目的-なんのためにイベントを開催するのか?
目標-目的のためにはKPIとしてどの指標を追うか?
を設定します。

そして、目標に対してイベント開催のコスト(会場費や人件費、運営費など)が見合うかどうかを調整し、関係各所と認識を合わせていきます。

このあたりができていないとイベント自体がうまく行ったとしても失敗します。次やるときにお金出てきません。

もちろん、目的や目標は短期的なものだけではないので、中長期的な効果を織り込んでいくことも大事です。

2番目にやるべきことがコンセプト設計

イベントの"目的・目標"が決まったところで、イベントのコンセプトを決めていきます。ここが今日話したいことです。

そもそも、コンセプトってなんでしょうか?
wikiで調べてみましたが、

コンセプト=概念とは?
概念(がいねん、哲学では仏: notion、独: Begriffというが、日常的に仏: concept、独: Konzeptという。コンセプトは前記フランス語から由来している)は、命題の要素となる項(Terminus)が表すものであり、言い換えれば、それが言語で表現された場合に名辞(Terminus)となるものが概念である。

と抽象的なことしか記載されていません。難しすぎです。

ここからは僕なりのコンセプトの解釈なのですが、というよりも
マーケティングをやっていたときに当時の上司から教わったことですが、

コンセプトとは"誰が、何に困ってて、どう解決するか?"

です。

この一言に尽きます。
これはほんとに金言です。M原さんありがとうございます。
この考え方を私はイベント企画において、忠実に実行しています。

イベントにおいてのコンセプト設計

さて、コンセプトのお話をしたところで、それをイベントコンセプトに置き換え、ぼくはこのように考えています。

■誰に
"誰に"を言い換えると"ターゲット"ですね。
このターゲットは"目的・目標"を設定した段階である程度見えているはずです。そこから落とし込んで、イベントでは誰に来てほしいのかを具体化していきます。

人事のときは採用や広報を目的にイベントを企画することが多かったので、
例えば、学生であれば、
・どんな学生なのか? (学年は?、興味関心は?、どんなことをしている?などなど)
・どんなモチベーションなのか?(就職先探してる?、インターン探してる?、キャリアの勉強したい?などなど)

属性だけではなく、心理状態まで想定して設定していきます。
俗にいうペルソナ設定と一緒です。

■何に困っていて
"何に困っていて"を言い換えると"ニーズ"ですね。
ターゲットが何に困っているのかを考えます。

イベントに参加する人はなにかを求めてイベントに参加します。
ターゲットはイベントに何を求めて参加してくれるのかをきちんと設定しなければ、価値あるイベントは作れません。

ビジネス(テック)領域でイベントをするときは
・自身の業務において課題を抱えている
ことが多いと思います。
キャリア領域でイベントをするときは
・自分の今のキャリアに課題を抱えている
ことが多いと思います。

僕が課題を考えるときはこのあたりから広げて想像していきます。
ターゲットも具体的に設定していると、"ニーズ"が見えやすくなります。
そういった意味でもターゲットを具体的に描くことは重要です。

このニーズが具体的であり、深刻であり、世の中で話題になっているほどよい切り口のイベントができます。

■どう解決するのか?
"どう解決するか?(満たすのか?)"を言い換えると"ソリューション"ですね。
ここがイベントのコンテンツや切り口を決める部分です。
自分たちがイベントで提供できる価値をまとめながら、どうゆう価値(情報)をイベントを通して参加者に提供し、その課題を解決するのか。を考えていきます。

登壇イベントの場合、登壇者とともに考えることも多いです。
その方の経歴や経験、主張をヒアリングしていき、どのような切り口で話してもらうことが一番参加者に刺さるのかを考え、作り上げていきます。

正直、企画者としてとても気を使うところで、毎回ヒヤヒヤします。

もちろん、ターゲットとニーズを設定したとしても、その解決を自分たちが提供できないのであれば、それは机上の空論にしかなりえません。
その場合は、課題設定を変えるか、一緒にイベントをするパートナーを増やすか検討しますね。

まとめ

コンセプトとは"誰が、何に困ってて、どう解決するか?"
良いイベントコンセプトというのはこの3点が一貫しているものだと思います。
※現実にはなかなかうまくいかないこともありますよ。

コンセプトがしっかりしているイベントはここをシンプルに一言で言い切れるものです。そして、イベントページを通じて参加者にイベントに参加するメリットが伝わりやすくなります。

もちろん良いコンセプトを設計したからと言ってイベントがうまくいくとは限りません。ブランド、トレンド、イベントの見せ方、集客動線の設計など他にも考えなくてはいけないことはたくさんあります。

ただ、最低限イベントを企画する以上は、コンセプトを明確にし、このイベントにはどんな価値があるんだ?という疑問に一言で伝えられるような企画をしていくべきだと思います。

イベントについては他にも話せることはあるんですが、そこのお話はまた今度、気が向いたときにでも。

ではではー

<もしよければ>
最近フットワーク軽くいろんな方ともっと情報交換していきたいなと思っております。よければランチかお茶でもいきましょうー。

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