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グローバル志向と「世界の旅」の思い出

時々、私達は、昔すごく活躍された方の訃報に触れることがあります。そして折々に、その方の思い出を通して、自らのことも思い出したりもします。

今年はじまってすぐの2019年1月5日に、兼高かおるさんが亡くなられていたことというのを1月の終わりぐらいに知りました。兼高かおるさんと言いましたら150カ国以上を巡った地球上のそれぞれの国の今を感じさせる番組「兼高かおる世界の旅」です。

今現在、私は、非常に幸運なことに、楽天において、世界5カ国複数拠点 総勢150名以上いる研究者たちのマネジメントを統括し、毎月世界のどこかで仕事をしている日々を送っています。例えば、以下はそのうちの一つ、楽天技術研究所シンガポールに言及した記事です。

このようなグローバルな志向の根底には、日曜日の午前10時30分からやっていた、「兼高かおる世界の旅」の影響が色濃くあったのだと思っています。ディレクターもプロデューサーもナレーターもご本人が兼務するというアグレッシブな番組構成の中、日曜のお茶の間へ、いつも世界の様々な街角の雰囲気を届けている番組に、幼少の自分は楽しく想像の翼を羽ばたかせておりました。


こちらは、兼高かおる世界の旅のオープニングです。なぜ番組のテーマ曲がヴィクター・ヤング「八十日間世界一周」なのか、みなさんその理由をご存知ですか? それは兼高かおるさんが、番組開始の一年前に スカンジナビア航空が主催した「世界早回り」に挑戦し、73時間9分35秒の新記録(当時)を樹立したことによっているのです。
今もでこのオープニング曲を聞くと、子供の頃抱いた世界への憧れが蘇ります。(当時という話でいきますと、このオープニング曲と、久保田早紀さんの「異邦人」でしょうか。)Go Global. 世界には驚きと喜びが待っている。その気持を忘れずに日々チャレンジしていきたいです。ご冥福をお祈りします。

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