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始めて3ヶ月で月収20万〜40万稼ぐ。フリーランスで独学「声優」仕事術

 ニューヨークで俳優してます、まさやです。

来歴
舞台芸術学院→フリーター→付き人→語学留学→農業→HBスタジオ(ニューヨークの俳優学校)→アーティストビザを取得してプロの俳優として自立

 【まさやの声優としての経歴と現在】

 日本語吹き替え版アメリカキッズアニメ「カイユー(ケイルー)」パパ役他ほとんどの男性役と猫。様々な企業コマーシャル。海外のゲームキャラクター。Eラーニング、ラジオドラマ、企業ビデオ、映画やドラマの吹き替え、ナレーションなどなど。
有名な会社さんのコマーシャルも幾つかやらせていただいていますが、基本的には日本で誰もが知るような仕事を毎回している訳ではありません。
それでも、ちゃんと声の仕事をして生活費を稼ぐことができております。(ほぼ日本語の仕事です)
ちなみに養成所などで声優のトレーニングを受けた経験はなく、諸々勉強中です。

 僕が個人的に結構多い仕事が、インディーのゲームやアニメのキャラクターです。一つのゲームで声を変えて5つも役をやったり、、、。
俳優ということもあるかもしれないですが、なんたって、僕はアニメ大好きなのです。

「好きはものの上手なれ」
楽しんでるから仕事もらえるのかな?

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声優、ナレーター、ボイスオーバーのタレントを探している方、企業様、お仕事お待ちしております!
まさやのWebsiteのcontactより↓
https://www.masaya.website/

まさやのボイスサンプル
https://soundcloud.com/masayactor

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 僕が声優業を始めた経緯ですが、以前からニューヨークの俳優の先輩からボイスオーバー(以下VOと略)の仕事を紹介していただいたりして、時々やったことがありました。2019年の秋頃に「カイユー」のパパ役が決まり、それからは現在も毎月1、2回の収録をしています。この仕事が決まった頃、舞台の仕事でアトランタに行った際に先輩が帰りの飛行機でパソコンを開き、声の編集をしているのを見た僕は「VOの仕事の多くは自分で声を録ってまとめて納品する」という事実を知りました。「え、スタジオ行かなくて出来るの!?」「エージェントからもらうオーディション以外で仕事取れるの!?」と衝撃の事実でした。
それから「自分ももっとVOをやろう」という事を思っていて、数ヶ月後にはマイクも購入しました。
その辺りでは、あまり本意気を入れてとはならなかったんですが、コロナで長期の自主隔離になり、俳優の仕事も全くなくなり、時間ばかりできたのでVOに本気で力を入れることにしたのです。
実はコロナ禍で同じことを考えたアメリカの俳優たちはとても多く、とにかくマイクが品切れ!数ヶ月間は全然手に入らなかったです。
僕は年始に購入していたので、すぐに始められて運が良かったです、、、。
 それから数ヶ月、一生懸命やった甲斐もあり、声で月々20万から40万くらい稼げる様になりました。
まだまだ波はあって、2週間まったく仕事なくてヤバーイ!っていうのも普通にありますし、2週間で20万以上になったりもします。


 まだ自分自身も発展途上ですが、僕がどうやって声の仕事を取っているかを書きたいと思います。


 日本でイメージする声優さんの働き方とは全然違います。
コロナ禍になってからは、スタジオで収録したのはコマーシャル1本だけで基本的には自宅にセットした録音スタジオ(クローゼット)で収録しています。それと、声優事務所(VOエージェンシー)に入っていないとできないということもなく、自分もVOエージェンシーを幾つか持っていますが、基本的には個人で仕事を取っています。
日本だと、声優協会さんとか色々絡んでいたり、事務所の縛りもあり、個人で仕事を取るのって難しいような話を聞きました。最近の声優さんは容姿や年齢も大事な様ですし。
実際、どうなんでしょう?

*「エージェンシーを持っている」という表現をしているのは、契約をしているわけではなく、そのエージェンシーを通して仕事をした場合は%を支払うという「フリーランス形式」を取っているからです。ちなみにアメリカの別州で3、4社ボイスオーバーのエージェンシーを持っています。
(俳優としては日本も含めて5つ)


 【世界中から声の仕事をとる】

どんな仕事? 

 基本的には、海外のスタジオや制作会社が自分の直接のクライアントになります。その会社に大元のクライアントが依頼し、自分の声がニーズに合えば仕事をさせていただきます。
日本人向け、日本語を勉強している人向け、海外のアニメファン向け、というような仕事があります。

 ・日本の会社がコマーシャルやプレゼンやトレーニングビデオなどでVOが必要な際に海外のスタジオに製作を依頼しているケース。(おそらく安いからなのでしょう)

 ・海外の会社が自社の商品、サービス等を日本でも売ろうとしておりコマーシャルや吹き替えのVOが必要になるケース。

主にこの二つだと思います。

*自分がやった変わったものだと、イタリア人のラノベ作家さんが個人で日本のアニメ聖闘士星矢を元に作品を作っていて、音声作品にした際にキャラクターのセリフを日本語で聖闘士星矢風に言ってほしいというのもありました。


そういった個人、会社などが世界中に沢山あります。そこからの仕事をもらうわけです。
やりとりは英語なので、多少の英語の読み書きが出来なければならないです。(通じれば完璧でなくても問題なし)


ここからは、挑戦したい人向けに、始めるにあたって必要な事や揃える機材を書きます。

有料にするので、本当に興味のある方だけ読んでください。
自分の競争相手が増えて仕事が減ったらどうしよう(笑)

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