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学生時代から就職へ、そして出会い。

フォトグラファーへの道のり Vol.oo2

<私は未来のフォトグラファーを応援致します>
フォトグラファー Masayaです。
カメラ歴30年余り。現在でも現役のフォトグラファーとして活躍している「フォトグラファー Masaya」が、未来のフォトグラファーを応援するため、私の経験を面白く感動的に書きながら発信して行きます。

さて、今日は僕が高校卒業してから、就職までについてを書きたいと思います。特に、フォトグラファーになるための事とは関係の無い話ですが、僕の人生の中で一番記憶に残っていて、僕の人生を導いてくれた出来事がぎゅーって詰まっていますので、ご興味があれば読んでください。

では、Vol.002が始まります。

全く役に立たなかった専門学校

僕は、高校卒業後、一浪して大学を目指したが、結局のところ希望の大学に入ることができず、コンピュータの専門学校に進学した。
当時(バブル絶頂期)の専門学校、特にコンピュータ系の学校は、流行りのように爆発的な人気があり、多くの若者が、将来のためプログラムという訳のわからない物に、何百万というお金を親に出してもらい、勉強に来ていた。
当然、専門学校の入学にも受験というものがあり、落とされた者も多くいたかと思う。
どこでもそうかも知れないが、専門に学ぶ学校へ来る生徒には、本気で学ぼうとする若者。そして、行くところが無いから、とりあえず専門学校へ行けば就職はなんとかなるだろう、と安易な気持ちでくる若者(親が安易に思っていてお金を出せば、就職は学校が面倒を見てくれるのではないか)と言うように。

当時の僕は、専門学校で学ぶプログラミングは全く理解していなかった。
というか、根本的な部分を教わって無いうように思える。先生は、専門の学校にくる子なら当然だろうって思う事柄を、全く理解無しに入って勉強していたのだ。
プログラムとは、コンピュータや機械などを使って命令し動かす事が出来るって言う事さえも。当然のことである。当時は、自宅にパソコンも無ければコンピューターも身近に無いからだ。

例えば、初めてプログラミングの授業ではこんな感じだった。

「今から黒板に書くプログラムをキーボードを使って入力して下さい。
終わったら、実行をしてくださいね。間違えていたらエラーが出ます。
あっていたら、機械が迷路を作って出力します。」

先生は、凄ーいと思って興味を引く授業をしているつもりでも、僕たちの大半は、正解プログラムが出した迷路で遊んでいた。

就職という選択肢

専門学校も四年目の春頃だったかと思う。
父から提案があった。
農業協同組合(現在JA)で人を募集しているが受けてみないか?
丁度その時はバブルが崩壊し、景気が悪くなるのは目に見えていた。
僕は、そんなことは微塵も感じていなかったが、違う部分で大いに迷った。
四年キッチリと卒業すれば、最終学歴は短大卒の資格がもらえる。でも今退学すれば、高卒扱いとなり、一生僕に付きまとうのでは無いだろうか?
いきなり就職なんて。
もっと学生を楽しみたい。
それに、受かるかどうか分からないのに、学校を辞めるなんて。

そんな思いが頭をグルグル回った。

父は、今までの学費はどうでも良い。とりあえず、受けるだけ受けてみてはと何度も説得する。
実は、僕自身も専門学校を卒業しても、果たしてこれで飯を食べていけるのだろうか?という不安あった。
というのは、根本的な部分がわからず、いつまで経っても授業で習うことの丸暗記ばかりだったからだ。

そして、見事に農業協同組合(現在JA)の職員となったのである。

次回は、農業協同組合(現在JA)の職員生活での出来事です。
彼女との出会いが、僕を将来のフォトグラファーへと導きます。

カメラの豆知識(シャッター優先と絞り優先)

今回は、フォトグラファーと全く関係のない話ばかりだったので、カメラの豆知識を書きますね。
基本中の基本だから、初心者向けですがこれを基本に撮影すれば、どうしようかと迷うことがなくなると思います。

カメラのモードって色々ありますよね。
◉Pモード(プログラムオート)
◉Sモード(シャッター優先オート)
◉Aモード(絞り優先オート)
◉Mモード(マニュアル露出)
ごめんなさい。僕がNikonユーザーなので、Nikonでの表記にて説明させて頂きます。

特に、Sモード(シャッター優先オート)とAモード(絞り優先オート)との違い。
あぁ、そんなの簡単。簡単。と思われる方が大半だと思います。
Sモード(シャッター優先オート)は、シャッター速度を変えながら撮影でき、Aモード(絞り優先オート)では、絞りを変えながら撮影できるのでしょ。
当然ですが、これで大正解です。

ではこの二つのモードを使って、同じ明るさの条件下でバラの花を撮影した場合、当然映る写真は同じになります。

例えば
◉Sモード(シャッター優先オート)で撮影します。
シャッター速度を1/250に設定した時、絞りはF8.0だった。
綺麗な花の写真が撮影できました。

次に絞り優先オートで撮影します。
絞りはF8.0に設定すれば、シャッター速度は勝手に1/250となり全く同じ写真が撮れてしまうのです。
そして、当然の事ですが、綺麗な花の写真が撮影できました。
(バラの花は省略します)

そこで、悩むのは
結果が一緒だったら、どっちを使ったら良いの?
そうなのです。実は僕もこれで随分悩みました。
今でこそ、フォトグラファーとして人物撮影が多いので、Sモード(シャッター優先オート)とAモード(絞り優先オート)を頻繁に使い分け撮影していますが、これがわかっていないと大きな失敗へとつながります。

昔は、風景写真や花の撮影も多く撮影していました。
そして使うのは、何も考えずにAモード(絞り優先オート)を使っていました。Sモード(シャッター優先オート)はあったけど完全に無視。
動かす事なく固まってしまうくらいAモード(絞り優先オート)でした。

当時の僕の師匠は月刊誌の「風景写真」
その中で、見開き2ページに掲載されていた写真を見て衝撃を受けました。滝から落ちる水が、糸を引いたような躍動感があったのです。
このように撮るには、どうしたら良いのか?
それから、何度も何度も「赤目四十八滝」へと撮影に行ったのです。
何度いっても、結果はバラバラです。
そう、いつまでも絞り優先で撮っていると、自分が思うシャッター速度にならないからです。

本当ならは
1秒間シャッターを開けてみようか。
2秒なら、どうだろうか?
3秒なら多すぎる?
5秒。残念。チーン。

そうなのです。
動きを表現したい時は、Sモード(シャッター優先オート)。
ボケや絞り(被写界深度)を操って撮影したい場合はAモード(絞り優先オート)で撮影するのです。

最後になりますが、先ほどフォトグラファーでは、Sモード(シャッター優先オート)とAモード(絞り優先オート)を多用するお話を致しました。

本当に???
って思われた方も多いと思いますが、ちょっとだけそんなシーンをお教えいたします。
例えば、七五三の家族写真。
元気に走りまくる男の子を撮影する時は、Sモード(シャッター優先オート)
でも、家族みんなで揃って集合写真を撮影する場面では、Aモード(絞り優先オート)に変えてピントを皆に合わす様にしています。

こんな感じですかね。
多分、なるほど〜って思われた方も多いのでは。

今日は、ノリにノリまくったので、3000文字突破。
長々とすみませんでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。




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