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かかしの町に行って、かかしをつくったお話。

先週に引き続き、鳥取県にやってきました!
え、もしかして2週連続?!!?
はい。その通りです。
鳥取が大好きになってしまい今週も18きっぷを使って来てしまいました。

大好きになってしまい、残り1年ある大学生活を終えたら鳥取で暮らし仕事をしたいと強く思っております。
とはいえ1年もの間、鳥取へ行かないと熱が冷めてしまう恐れがあるので来月からも鳥取へ関わろうと現在企画中です。このお話はまた今度。

さて、今回の滞在ではかかしを制作してきました!
なぜ、かかし?!!?
かなり不思議さ満載ではありますが、先週訪れた際にかかしの町として地域の方々が有志で集まって制作しているとの噂を聞き、訪ねたところ『じゃ、来週作るか!』ということになった経緯があります。
ちなみにかかしと聞いてイメージするのがたぶんこんな感じのかかし。

木で支えられていて、上から服を着させたシンプルなつくり。

このかかしならあっという間に作ることができるじゃん!
と思っていたら『2日間かかるから』とおばあちゃん。
ええええ!!制作に2日もかかるかかしってどいうこと?!?!
どんなかかしなのか気になったので、一度見せて頂くことに。目の前に現れたかかしがこちら。

イメージしていたのとはかけ離れまくりで驚きを隠せなかったです。。
写真で見ると人形のように見えるのですが、遠目から見ると本当に人がいるように見えるくらい人間にかなり近い作りになっています。
実は八頭町内には至るところにかかしがいます。駅はもちろん、家の前だったり。何も知らずに夜遭遇したら確実にチビってしまいます。。


今回かかし制作を教えて頂くのは、ふるさとかかし親の会のみなさん!

かかし制作の手順は
①顔を作る
②胴体の骨組みを作る
③体を作り、防水加工をする
④服を着させて完成

1日目はかかしの顔を作ることに。
今回は子供のかかしと犬顔のかかし2体を作ることに。
犬顔を作ることになったのは泊めて頂いた方が、せっかく作るのなら少し変わったのがいいということで相談したところ犬顔をつくることに。
完成したお顔がこちら..

丸めた新聞紙で顔の形を整え布をかぶせ、目・鼻・耳・口・髪の毛は糸で縫い合わせます。かかし制作でも大事になる顔の制作が半日ほどかかります。
顔のサイズが僕とほぼ変わりません(笑)

2日目は胴体を作り完成させます。
子供かかしは小さいので比較的簡単に作成できますが、犬顔かかしは大きめなので胴体をがっちり作らないと立つことが難しくなるため時間がかかります。

このように新聞紙とガムテープを駆使して作っていきます。
これが意外と力がいるのですが、おばあちゃんたちがガツガツと進めていきます。本当に元気なおばあちゃんたち。

そうこうしているうちにかかしが完成!!
完成したかかしがこちら。

左側の犬顔かかし「プルシェンコ」
右側の子供かかし「まめ太郎」

犬側かかしは羽生くんと名付けたちところだけど外国っぽいからプルシェンコにしようとなり、子供かかしは僕が鳥取に来てから呼ばれているあだ名から取りました(笑)

ふるさとかかし親の会では制作したかかしそれぞれに住民票を登録しており、約500体ほどのかかしが町の中にいるそう。

かかし制作は事前の予約が必要。見学はお電話すれば出来るようです。

町を面白くするのは若い世代だけじゃなく、世代を越えて楽しむことができる町が魅力だとかかし制作を通して感じました。おばあちゃんたちの目がキラキラしていたこと、途中途中の会話で出てきた町への想いがとても印象的でした。

また鳥取に行ったらパワフルなおばあちゃんたちに会いに行こう。

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