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塩尻DAO現地交流会でグラデーションラインをやってみた

塩尻DAO現地交流会という場でワークショップを担当しました。「グラデーションライン」というアクティビティをつくって試したら、好評だったのでnoteに記録を残します。

塩尻DAO現地交流会とは?

テーマは、「大自然の中で、お互いの違い(グラデーション)を知ろう」

コミュニティが生まれて、1ヶ月。お互いがどんな気持ちや想いでメンバーになったのか。そこには、多様な考えや価値観があるはず。

一人一人の参加理由や塩尻DAOでやってみたいことを対話や共同作業を通じて、理解していく。そんな機会にしていきたいと考えています。

塩尻DAO現地交流会の申し込みフォームより

ワークショップパートは、ランチを兼ねたBBQ後の時間でお酒を飲んでいる人もいて、場所は屋外を想定していました。

どんなアクティビティを実施したのか?

タイトル︰グラデーションを感じるWS

プチレクチャー︰グラデーションとは?(お互いの違い、経験の違い、理解の違い、想いの違いなど。そして違いから学ぶことができる。)
狙い︰一人ひとりをキー概念であるグラデーションとつなげる、グラデーションのワークに入りやすくする

拍手回し︰円形に座り、拍手を左右に回していく
狙い︰身体をほぐす、ノンバーバルコミュニケーションのエクササイズ

今のテンションを拍手の大きさで表現する、拍手の小さい人と大きい人にその理由を聴く
狙い︰心の動きを捉えて表現するエクササイズ、心の動きのグラデーションを感じる、自分のテンションだけでなく場のテンションも感じ取る
備考︰場の盛り上がりのテンションを捉えている人、BBQ場の森や川の静寂を捉えている人の違いが場に出てくる

バースデーライン︰言語コミュニケーションなしで誕生日順にイスに座る、誕生日が早い順から答え合わせ
狙い︰グラデーションラインのエクササイズとして
備考︰たのしく難しく場がほぐれる

グラデーションライン︰言語コミュニケーションなしで塩尻歴の短い順でイスに座る、その位置の理由を一人ずつ話す
狙い︰塩尻歴のグラデーションを通して、一人ひとりのことを知り、自分の現在地や近い人・遠い人を知る
備考︰塩尻歴の近い人は親しい人が多く、歴の浅い人も歴の近い人に親近感を覚える

グラデーションライン︰言語コミュニケーションなしでDAOとの距離が遠い順でイスに座る、その位置の理由を一人ずつ話す
狙い︰DAOのグラデーションを通して、一人ひとりのDAOと関わる理由に触れる、自分の現在地や近い人・遠い人を知る
備考︰「塩尻DAOとの距離か?DAOとの距離か?」を迷って、みんなに意見を聞いて「DAOとの距離」にする。「DAOとの距離」とすることで、塩尻DAOとの関係が浅い人もワークに参加することができた。

やってみてどうだったか?

参加メンバーに恵まれたこともあり、グラデーションラインはスムーズに進めることができました。グラデーションを通じた相互理解や現在地確認になっていたのではないかと思います。

グラデーションラインのあとは、みんなにどう過ごしたいか?を確認して、「折角の自然が溢れる場なので、散歩しながら話したい」という声をいただき、自然の中を歩きながらみんなで話す時間を取りました。

意図開きネタだと、塩尻DAOはプロジェクト中心の取り組み、ということでプロジェクトを機能させるために必要なスキルを身に着けることも意識していました。
・自分の感情を捉える
・スペース(チーム)で生じている空気を捉える

偶発的な学びだと、急に雨が降ってきたり、プロセスに動きが生じていたので「この雨には何か意味があるのかもしれませんね」と口にしたら、「雨のお陰でタープに身を寄せ合って距離が縮まりましたね」と言ってくれた人が出て、意図せずプロセスから学ぶ実践につながってました。

参加者だけでなく、参加者のお子さんや、天候や自然が場に影響を与えてくれていたから、場や人が動き様々なコミュニケーションが生まれていました。地域や自然や天候、様々な人の偶発的な影響は、塩尻DAOのプロジェクトの中で起きていくことに通じそうだ。

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