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♯9『自分もあなたもこんなもんとちゃう!』

今まで出会った方、これから出会う方にインタビューで、人材育成についてお伺いする、『人材育成物語』
♯9『自分もあなたもこんなもんとちゃう!』をお届けします。
※注 (標準語)『自分もあなたもこんなものじゃない!』
今回インタビューさせて頂いたのは京都出身の脇坂 武志さん。関西弁の空気感を伝える為、あえて関西弁の題名にしました。そんな私も兵庫県出身です。
○あなたはどんな人に影響を受けてきましたか…
○あなたはどんな風に人を育てたいですか…
○人材育成で忘れられないエピソードはありますか…

人材育成について聞いていると、その方の生き様を表すように感じる。
その話す言葉、表情、ストーリーに触れることはたまらなく興味深い。

☆今回インタビューさせて頂いたのは…
福祉コンサルタントや成年後見人、スクールソーシャルワーカー、予祝師、【福祉の魅力】を伝える講演活動などさまざまな活躍をされている脇坂 武志さんにインタビューさせて頂きました。

FACEBOOK LIVEで‘’予祝って いいとも!!” というユニークな配信されています。是非チェックしてみて下さい!

今回オンラインでインタビューを受けて頂いたが、脇坂さんから『どうしてインタビューをしているのか??」との質問から始まり、聞き上手でどんどん盛り上げて下さり、危うくこちらがインタビューされるところでした笑
もともと聞くことが専門とのことだったが、お話もとっても面白くあっという間の時間でした。

☆それではインタビュースタート!!

大学を卒業後、デイサービスの事業所に入社し、スタッフとして働き、複数の施設で管理職、施設の立ち上げから施設長など、福祉現場で19年間勤めた。
入社1年目まもなく、なんとリーダーを任される。周りのスタッフは年上の人生の先輩ばかり。トライアンドエラーを自由にさせてくれる会社の風土だったが、コミュニケーションがうまくとれず苦悩する日々が続いた。
数年後、ようやく気づき始める。今まで自分でなんとかこなそうと必死で、【弱さ】や【助けて欲しい】と素直に言えていなかった。そうだ、もっと周りの人を頼ろう。お願いしてみようと。そうすることで、次第に職場の雰囲気が変わっていった。【福祉の事業所の雰囲気はこんなもの】【夢をもってはいけない】【仲良く仕事はできない】すべては勝手な思い込みだったと気づかされた。

そんな経験を基に、キャリアアップした職場ではデイサービスの新規事業の立ち上げから携わり、施設長を務め事業所経営についても、オーナーから徹底的に学んだ。
福祉の現場でいつも問題となっていることは、離職率の高さだ。
労働環境、賃金などの離職理由の中で8割以上は【人間関係】によるものだといわれている。自らが施設長を務めた事業所の人間関係を円滑にする為に行ったことして…
食事会などを催したり、日常たわいのない会話から困っていることなどを聞くこと。仕事をしやすい環境を整えることに注力することで、離職者は極めて少なかったという。お話を聞きながらきっとフランクな口調から相手をリラックスさせ、どうしたいのか。一緒になって考えていく姿を想像することができた。スルッと心に入っていく言葉がけを得意とされている。

その傍ら、社会福祉士として成年後見人、スクールソーシャルワーカー、【福祉の魅力】を伝える講演、障害を持つ娘さんの闘病生活を伝えることなどの活動をしていく。

その後、家族に目を向ける時間をつくりたいと福祉コンサルタントして独立をする。主に、デイサービスの経営、運営などのコンサルタントを業務としている。
携わったケースをご紹介したい。
M&Aで合併した事業所で、人間関係は正直めちゃくちゃ。矢印は四方八方に向いており、まとまりがなかった。まずは、経営者のビジョン、目的を明確にし、ベクトルを合わせる。それを従業員へ共有させる。言い換えれば、経営指針の橋渡し役をすることだ。経営指針は存在していても、従業員が知らない、もしくは伝わっていないことが多いという。
また、リーダーの選定にも従業員一人一人に声をかけていく。一見シャープな印象を受け、リーダー向きには見えなかった人が個別に話を聞いてみると熱いものをもっており、スポットライトを当てることで皆をひっぱっていく存在に成長した。

自分なりの解釈だが、コンサルタントの仕事は【経営者の思い考えをつくり(思い出させ)浸透させること。潤滑油になること】が大きな役割をもっているように感じた。


また、自身の娘さんの障害について講演活動を行っている。
当初は、闘病生活について話し【今を生きよう】との内容で講演をしていた。
そんな時、知人の紹介から大島啓介氏が運営する予祝合宿に参加することになる。
※予祝とは 詳しくはこちら→

その学んだ内容を家族にアウトプットした。車椅子生活をしていた娘さんから出てきた言葉が「立てるようになりました!」と宣言したのだ。
その後、リハビリに取り組む姿勢も変わっていくことを目の当たりにした。
【自分たち夫婦ですら諦めかけていたこと】を気づかされ反省した。
今までは【できないことばかりに不安を抱えていた】(排泄が一人でできないなど…)これからは、【できることにフォーカス】(勉強、運動もできる)していくこと。つまり現象は同じでも、見方が変われば未来も変わっていくのだ。そんなことを全国各地で伝えていきたいと話されている。


最後に、意外と知らない(私も知らなかった)ことをお伝えしたい。
【福祉】という言葉の意味をご存じだろうか。
辞書より…「しあわせ」や「ゆたかさ」を意味する言葉であり、すべての市民に最低限の幸福と社会的援助を提供するという理念を指す。
つまり、福祉サービスを受ける人、携わる人両方が「しあわせ」であるということだ。
そんな社会の実現に向けて奮闘されている、脇坂さんへのインタビューでした。

あなただけの、人材育成物語聞かせて下さい。
【人材育成】をテーマにしたインタビューを受けて下さる方を募集しております。また、【人材育成を楽しく実践】されてる方を是非ご紹介下さい。
インタビューさせて頂いた方にはインタビュー記事をプレゼントします。(SNSへの公開は許可を頂いた方のみです)

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過去のインタビュー記事はこちら→NOTE

どこかの、だれかのヒントになれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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