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(続編)♯5ブルーオーシャンで勝負せよ!~なんでも教えます!現地生産方式編~

今まで出会った方、これから出会う方にインタビューで、人材育成についてお伺いする、『人材育成物語』
♯5『ブルーオーシャンで勝負せよ!~なんでも教えます!現地生産方式編~』お届けします。

先日投稿した♯3『ブルーオーシャンで勝負せよ!』投稿内容はこちら→
続編~なんでも教えます!現地生産方式編~をお届けします。

☆どうしても、このエピソードをお伝えしたく、続編をお届けします。

折敷地社長が経営する、共栄製作所ではペレットストーブの製造、販売をされている。
※ペレットストーブとは木質ペレットを燃料としたストーブで
実際の写真がこちら↓↓ ペレットストーブ『TAKUMI匠』

薪ストーブほど燃料に調達に困らず、外観もおしゃれだ。

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2011年東日本大震災後の取り組みとして岩手県沿岸部の建築業者が、地元の木材を利用したペレットストーブを製造できないかと苦心されていた。
インターネット等で検索して、手当たり次第製造メーカーへ協力を依頼するが…
思うような返答をもらうことができなかった…

折敷地社長の元へも連絡が入り、その建築業者の熱意に打たれ協力を受諾する。
数日後… 共栄製作所へ商談に訪れた業者。そこで繰り広げられた話。

(一部会話の内容は想像あり。)
※建築業者…A
 折敷地社長…B

A『御社のペレットストーブの作り方を教えて欲しい』

B『もちろん、いくらでも教えしますよ。あなたみたいな熱意のある人が
  私は好きで、応援せずにはいられないですわ』

B『現地で生産の指導もしますよ。なんなら、制作図面も提供しますよ。一般的なことは教えて、ここから先は企業秘密だなんて言うの嫌いなんですわ。核となる部品も卸販売しますよ。ぜひ、岩手に帰ってうちのストーブよりいいもの作って、地元、業界盛り上げましょうや!』

A『えっっっ!そんないいのですか。製造図面なんて提供する会社聞いたことないですよ。私も本気であなたの会社応援します。よろしくお願いします』

※ちなみに、このストーブの開発から図面制作、商品化までを金銭勘定すると数千万はする⁉。

この出来事の他にも、全国各地でペレットストーブ『TAKUMI匠』は商品名を変え、地元業者により製造・販売をされている。これを折敷地社長は‘’現地生産方式’’と呼ぶ。
結果的に惜しみなく教えた業者からは部品の発注がくることになる。大量に注文が来ても製造を裁ききれないので、ノウハウを包み隠さず教えればいいと話す。
まさに、大手企業の量産販売を逆手にとったやり方である。

実は、有名暖房メーカーが噂を聞きつけてきたかはわからないが、ストーブのOEM生産の話を持ちかけられたことがあり、同じように図面提供するので御社で作れば良い!と話をしたが、交渉は決裂。
【やっぱりな】と豪快に笑う姿がなんとも折敷地社長らしい。

あなただけの、人材育成物語聞かせて下さい。
どこかの、だれかのヒントになれば幸いです。
それではまた。

ありがとうございました。

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