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最も広範囲で飼われている家畜はヒトである。

「社畜」と言う言葉をときおり見かける。会社の命令に従う自分を貶めて言う。

しかし、現実はもっと悲惨だ。これからもっとひどい目にあう。人として雇用されることはなくなり、サービスとして提供することを要求される。

事務所にいる時間×時給ではなく、市場で流通する定価のうちで一番低い定価でサービスは買い取られる。派遣雇用条件はひどくなる。能力のあると言われる連中は一時的に高級になるだろうが、数年経って新しい技術を覚えた連中に蹴落とされる。僕はよく分かる。

副業が認められるのは、本業の賃金を下げるためだ。当然、会社は年金の補助などしたがらない。老後は真っ暗だ。精々で首吊の縄しか買えない。無論楽しい老後の方々もいる。

問題はこの格差が、能力の差だと信じられていることだ。

自分が、80歳になった時に断捨離などと言う聞こえの良い破産を強いられて、生活保護で施設に入る。金持ちが豪華ホテル並みの施設で金をばらまく。全国にどれだけ豪華介護施設があるか調べてみよう。

僕には自分の未来が見える「魔法のメガネ」が有る。そしてそのメガネにはクソ面白くない風景が映る。

議事堂襲撃を「理知的」な方々は批判する。デモは平和的でなければならないという。バッカじゃなかろうか。僕はここまで追い詰めた「ウオールストリート」を批判する。

もう彼らは民主主義を信じていないのだ。選挙に行っている間は内戦は起こらないだろうさ。

トランプがどうのこうのという問題ではない。分断は世界中にある。「1%が世界を握っている、99%は不幸になる」と言いながらそんな社会でいいとお偉い方々は言う。もはや買い取られているのだ。

「格差の方程式」と言うシリーズを書いているが、「現代の奴隷制度」と言っても良いかもしれない。

時給で働きながら一生「家賃や使用料(特許著作権)」を払い続ける奴隷
そして「奴隷使い(役人・管理職)」自分で時給を決められる
「何もしなくとも金が入ってくる所有者(そしてそれは相続される)」
世界は分断されている。
そしてややこしいことに、格差はグラディエーションしながら社会全体を覆う。下に落ちたら終わりだ。そしてこの格差は1980年代からの出来事なのだ。

この間、note友の記事にコメントさせていただいた。これからの格差の方程式をどうすすめるかが見えてきたところだったので、ここにまとめたい。

これから、経済学批判を始める。

大学の先生方の経済理論というやつを僕は信じていたのだ。多くの人もそうだと思う。だから、ニートは自分が悪くて、会社の経営者は優秀だから給料が高い。企業が儲かれば時給も上がる。政府はいくら金を刷ってもインフレは起こらない。アイツラはインチキ叔父さんなのだ。

確かに素晴らしい仕事をした人もいるが、学問が何のためにあるのかを考えていない輩が多すぎる。

誰でも、「安定的で高給大学教授の席」や「ロットで政治家や企業が買ってくれる本の著者」になりたい。人は生きていかねばならない。そこが問題だ。学術会議に属すれば、学会出席に海外旅行運賃宿賃出してもらえる。ちょっと寄り道豪華レストランは企業持ちで羨ましい。教授におべんちゃらして職(どこかの大学の准教授とか助手)とかに入れたらバンザイだ。

教科書は自分を推薦してくれた教授様が監修した本そして一生忖度し続けなければならない。中世の教会の聖職者よりも厳しい戒律と順位が有る。教授室はセクハラ・パワハラの展示場だ。人は自分に従うものをどこまでも奴隷に使う。

ポスドクも自殺するならこういう奴を道連れにしたほうが良い。自分一人で死ぬのは寂しいからね。デスノート作るか。売れるぞ!

自分の脳みそで考えることにした。

僕が自分の知識だと思っていたのは、アイツラが世の中はこういうものだと刷り込んでいたものなのだ。だから自分が奴隷だということに気が付かない。

共産主義は悪くて自由主義は良い、民主主義は自由と平等を守る、経営者は優秀だから金持ちになるべきだ。インチキ叔父さんが、小学校の教科書から並べ立てた過去の残像である。

権威というものは恐ろしい、生まれてから檻に閉じ込められた鳥は飛ぶことが出来ない。自由というものはもっと恐ろしい。僕は自分の病気(糖尿病で失明を宣告されたが手術も治療もせずに食事で生きて6年目だ)がどうなるか時折不安になる。

僕は糖尿病のインチキに気がついた。そして、初等教育も同じ様に彼らの良い姿に描かれている。大学教育はもちろんである。

やっぱりこれも1980年代。絶対にあの時代を見直さなければならない。あらゆるクオkぅ麺で一気に起こった変化なのだ。そして私達を苦しめているしかけが見えてくる。これからの50年に何が来るかも見得るであろう。

いまのこのままが良いと言うならば、それはそれでいい。多くの奴隷は、所有者の元にいることを望んだという。南軍に参加した黒人も多かったのだ。

映画「マンダレイ」は恐ろしい。「ドッグヴィル」っとセットで見て参った。単純に奴隷が開放できると思っているならば、見ると良い。

アイザック・アシモフさんは「影の軍隊」と読んだ。権威を信じて、自由を求める人をなぶり殺す民衆だ。

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青木雄二さん大好き

世界のリアルを見なければ経済などわからない。マクロ経済とミクロ経済は結びつかないと言うがそれは見ていないからである。ナニワ金融道は連載当時から読んでいたが、しばらく間をおいて集めた。また読み返すことにしたのだ。

ウシジマくんも良いねえ。大好き。

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以下こちらの記事に書かせていただいたコメント

1)共産主義も自由主義も駄目

共産主義はマルクスさんがあまりに人の心を理解していなかったから武力(警察と軍隊と権威の正当性)で独裁を生んだと思うの。
もしそういう形で独裁が起こった時に、どうエスケープするかを全く考えていない。
レーニンさんなんかも共産党の中の権力争いで忙しかった。トロツキーさんなんかは永続的に壊さなければ駄目だと言っているから少しは考えたのかもしれないけど頭割られテシンだしね。
人民会議のようなプロレタリアート独裁(経営手段は共産党のものだから資本家はいない)に「適切に選挙された議会」で独裁が進むでしょう。

資本主義は、民主主義という公平で平等で「適切に選挙された議会」で独裁が進むでしょう。基本的には労働者と経営者の2層での政党が均衡するという発想だけどね。野党も買い取られちゃった(後述)。

だから共産主義も自由主義も一緒のところに落ち着いちゃっている。

僕は民主主義を信じていたけど、もはや買い取られた民主主義は駄目だと思う。

ジョン・ロックは「抵抗権」と言う権利を提唱しているでしょう。けどね、あれって想像の産物、残念ながら実効力のあるものではないの。
テロを容認していると考えてもいいけど、「警察+軍隊」と言う暴力装置にはかなわない。だから僕はテロしない。

2)宗教も駄目

共通の価値と言うのは、ある意味、神様のような仮想なんだろうと思うけど、中世を見れば、その共通の価値(神様)さえも利用して利益を得る人が出るしね。
かつては年取った自分を介護してくれるのが家族だったから、スクルージも改心してコミュニティに金を配った。今は豪華介護施設で贅沢ができる。
金で買えないものがあると信じたいけど、それは期待するほど多くはない。

3)金本位制から信用本位制になり、金がどんどん生まれて、集まり出した

1960年~1980年の間に、大きな変化が起こったと思う。
昔はタワマンなんかなかったでしょう。あれはものすごい金を集めて、その金が民主主義を買い取る原資になったと思う。
もう一つは、インスリンを始めとするよく効く薬も1980年代の生まれ。1922年に薬品として許可された問は豚の膵臓から抽出していた。1980年代から大腸菌がタンクベースで作るようになって日本でも自己注射が合法になった。

共産国でも同じですよね。クレイジーリッチが生まれたのはそんなに昔のことではない。
MMT(現代貨幣理論)やトリクルダウンなんてことを言っている大学の教授連中は結局は企業から出た金でお金持ち

4)労働運動(野党)も駄目

1800年代の終わりから1930年代に「労働者の破壊行為」を労働3権という形で合法化しました。資本家の政党と労働者の政党の間での政策論争が生まれたのは御存知の通り。
まあ、労働者の破壊行為はラッダイト運動や江戸時代の一揆から普遍的にあるけどね。


僕は2000年の労働争議で、労組の委員長の時に、上部団体には切り捨てられました。
つまり、テロを潰すには同じ土俵に上げて懐柔するのが一番。

金属労連なんかのトップが金のかかっている背広着ているの見ると、ああ、コイツラも買い取られたなと感じます。だって、手取り15万円で毎月数百円ずつ払っているかねが、そいつらの背広になって、形だけの賃上げ闘争しても、発注元に切られたら終わりだからね。
国労がJRに変わった時にどれだけの活動家解雇されたか。そしてそれを容認したのは労組のトップ(=野党)だからね。郵政民営化のときも同じ、労組つぶしは権力の得意技、公務員は労働組合などいらないと思いこんでいる人は多い。格差はあらゆる場所に張り巡らせられている。
今の問題は、仕事にスキルが要らなくなって、個人の能力を正当に判断する尺度が消えたためだ。

最低賃金を決めても、ベーシックインカムで金を支給しても、それは「人生を生きる使用料(家賃、泥金、各種権利の利用費)」で消えるでしょう。時給で生活する人間は自分の人生を生きれないのだと思う。
ベーシックインカムって結局家賃払えない貧乏人に消費税から金やって家賃に消えるのだから家主保護でしょう(笑)

それも消費税でね。家賃払えなくなった貧乏人をもう少し金のある貧乏人に助けさせる、夢のような仕組みだ。本来、福祉というのは、商品が売れて買ってその利益(企業の資産)を買ってくれた人に還元することが目的だ。

所が、時給で働く市民が受け取った時給から引っ剥がすということは、企業の税金を軽くすることになるのだ。

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さすが、頭がよろしい。バカボンのパパではない。

もちろん新聞も駄目

メディアもアウト、総元締めの電通にはコネがないと入れないし、企業や役人の二世がウジャウジャいる。これって、どう見ても贈収賄だよね。「パパの会社の広告は僕が担当するよ」って大企業の次男三男の受け入れ口だ。

もちろん会社は、長子相続で企業は安泰。

5)結論はテロが社会を破壊する

子供の自殺、大人の自殺、内部告発、アメリカでは教会行って信者ごと神様撃ち殺す。
テロってISだけの専売特許じゃない。
多くの遺跡文明のようにこの社会も壊れるかもしれない。

壊れないためには、アクロバットが必要だね。

けど、絶望するのはまだ早いと思い始めている。それがなぜなのか言葉にしたい。

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#青木雄二 #ドックビル #マンダレイ #奴隷

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厨房研究に使います。世界の人々の食事の価値を変えたいのです。