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うんこの話:結局医学は何も分かっていないのだ、最近のよく効く便秘薬は分子標的型の薬剤なのだ(恐ろしい)が助けて!

母は長く便秘で苦しんだ。年取ったらそうなるものなのだろうか?僕は全く快便であったのが、「糖質制限」を始めたらとたんに「うんこ」が出なくなり(うんこが出ないのだ、おしっこは猛烈に出る)、時折殺人的な便秘に悩まされるようになっりました。

母は無くなる何年も前から、何種類もの薬を処方され僕が母の食事を作ることでその薬の量は減っていった。最後まで残ったのが、便秘薬の「マグミット」と「ディバス」でした。血液のマグネシュウム濃度を上げて、腸からマグネシュウムを排出する時に水分も一緒に排出され便秘が軽減されるのでした。「ディバス」はご存知精神安定剤。

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便秘はQOLを「壊す」

本格的に食事を変え始めて、何度か便秘が来たのです。この時は苦しかった。そして、便秘に悩まされないことも重要な食事の条件になりました。

浣腸には助けられました。

ちなみにこの「浣腸の神さま」というブログのページとても沢山ヒットしています。訪問者のリンク元を見るとSM系のリンク集で、驚きました。訪問頂いた方も驚いたでしょうね。

こちらは母が亡くなった年の4月

一人で摘便したこの時は辛かった。1時間は苦しみました。しかし、年取ったらどうなるんだろうか。

最近の薬は恐ろしくよく効く

便秘薬も同じです。よく効く薬が出たと言います。それは小腸の細胞膜に埋め込まれている酵素(=タンパク質)に働きかけて、水分の分泌を促すという機序です。従来の便秘薬に比べて副作用が少ないと言われています。

そこで驚きです。今までは便秘薬に副作用はないと散々言っておいて、新しい薬が出たと思ったら「副作用が今までに比べて少ない」というのです。

タンパク質に直接働きかける薬は気をつけなければなりません。私たちの細胞の様々な所で、同じタンパク質が違った意味合いで使われているのです。副作用と言いますが、実際には副も正もありません。細胞に埋め込まれたタンパク質は単純に決められた動きをするだけです。薬は無差別に「身体というコロニー」の中に広がり、働きかけます。

僕は長い歴史を持たない薬を信用しません。

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糖質制限とうんこの関係

かつては「食物繊維論」を支持していました。と言うかそれ以外の仮説は考えていなかったのです。しかし、この考え方は、余りに身体を単純化しています。

この考え方は人間は一本のチューブでそこを食べ物が流れていってうんこに変わり、その過程で消化されない物(食物繊維)が多いとふかふかのうんこが出来るというものなのです。

なので、便秘薬として「ビール酵母・青汁」が良いと言われるのです。ちなみに、僕にも家族にも、母にもは全く効果ないです。まあ、効果ある人はいるんでしょうけどね。

しかし、色々と勉強していくと疑問が多く生まれます。

何よりも大きな疑問は白米を食べる食べないだけで、なんでうんこが出たりでなくなったりするのか知りたかったです?野菜(煮しめやサラダ)も猛烈に食べているし、炭水化物以外の食事で腹一杯になっている食事でした。

腸肝循環で脂質を排出するプロセス

解剖生理学の本を読んでいて「腸肝循環」というものがあることを知って驚いきました。身体の中で「中性脂肪・コルしてロール」を材料にして「胆汁酸」を作り十二指腸に分泌しているのです(胃酸を中和している)。

消化器官は一方的に消化されたものを取り込んでいるっだけだと思っていたら、身体から、胆汁酸(=コルステロール)が迎えに行っているのです。

そして、胆汁酸は小腸から、(ほぼ全てが)食事に由来する脂質と結びついて、再吸収されています。小腸は吸収の要なのですが、同時に身体というコロニーの内なる海を調整しているのです。つまり、身体の中に「脂質」が多いと胆汁酸の分泌が盛んになり、あふれる脂質が「うんこ」になるということなのです。

肉食獣では再吸収が調節されて脂質が排出されます。いくら食べても太らないしこるステロールの数値も上がらないのは代謝系がそうなっているのです。努力なく太らないのです。身体の代謝系がそうなっているのです(羨ましい)。とは言っても「太らない代謝系」を持っているということは、いいことばかりではないです。年取ってに痩せている人もそれなりに身体の不調を訴えることが多いのです。肥満という見て分かりやすい検査値の異常は責められがちですが、実際に問題はどんな食事をしているかです。


僕の場合、インスリンが機能していないので、血液内のブドウ糖は肝臓で中性脂肪に代謝されているのではないかと思います。しかし、中性脂肪とコルステロールの値はさほど高くないから、体内にあふれる脂質は胆汁酸になって外分泌されているのではないかと思います。

その上で、肥満しているのだから、おそらく再吸収された脂肪酸が脂肪組織に定着しているのではないだろうか?

代謝系の勉強を本格的に始めるきっかけでした。

大腸の皮膚組織の排出と宿便

もう一つ健康情報を見ていると「宿便」と言う言葉を見ます。

ウンコのカスが腸の間に挟まっているものだということになっています。また、そこには善玉菌と悪玉菌が戦っていると言います。実に分かりやすい物語(擬人化)です。

「身体と言う生命のコロニー」は内側に海を持っています。そしてそこには無数の「生命=脂質の膜の中に数千万から数億のタンパク質が溶け込んだ水」が存在します。その海を守っているのが「皮膚と粘膜」なのです。

僕の読んだ本では「皮膚と粘膜」を統一的に扱っている物はありません。しかし、統一手に扱うことで色々なものが見えてきます。

粘膜と皮膚は連続しているのですから。

宿便とは、皮膚における「垢」だとおもっています。皮膚組織は7kgの真皮組織と3kgの表皮組織からできています。そして表皮組織は30日で外に剥がれ落ちます。それが垢なのです。そして表皮は剥がれ落ちながら身体を守り、外部に自分を発信します。他の生物を引き寄せるのは物理的な物質の交換があるからです。

粘膜は、表皮組織が押し出されながら形成されます。そして同じように外(内側に見える)に押し出されます。「口腔〜小腸」の間の粘膜はそのまま吸収されると考えるのがリーズナブルです。

「小腸〜肛門」に関してはマイクロバイオームが代謝を助けながらうんこになると考えています。

なので、宿便というのは大腸を経由して皮膚組織がロールアウトしていくものだと思っています。

粘膜という組織の役割

皮膚組織は先にあげた様に外部に、「自分というコロニー」の存在を教えます。イヌと暮らしていると面白いことに気が付きます。訪問客に対して、舐めたり、セックスを挑んだりします。しかし、逆に全く蟲師たり敵意を向けたりする場合もあります。

その違いはどこでしょうか。人は外部に「皮膚とそこに住んでいるマイクロバイオーム(細菌やウイルス)」を撒き散らしています。それが様々な動物を引き寄せるのです。

粘膜は、それと逆です。身体というコロニーに外部の「マイクロバイオーム(細菌やウイルス)」を取り込む仕組みなのです。

感染症と消化はよく似ています。

この続きはまた今度。

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マイクロバイオームという発見はとんでもない生命に対しての見方の変化を強いるのです。


このwebはとてもわかり易いです。


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厨房研究に使います。世界の人々の食事の価値を変えたいのです。