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庭いじりの贅沢

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この庭は父母の愛したものである。50年共に生きて自分との境界は無くなっていった。少しでも土地があれば、アパート建てて家賃を稼ごうとする。資産というのは誰かが時給で働いてその金が入…
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庭いじりの贅沢:池の洪水

庭いじりの贅沢:池の洪水

僕が小学校に入学する時にこの庭は作られた。当時は、一戸建てに庭があるのは当たり前の様であった。
水田の中にある農家の家は用水路の水を引き、池で食用鯉を飼った。
家を立てた当時は周りは田んぼで、用水路では魚やドジョウが採れたものである。ほんの50年前のことだ。
流石に用水路の水は飲めなかったが、裏の川では野菜を洗ったりが出来たものである。

やがて、生活の中で一体であった「用水路」と「水道・下水」は

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エアーポンプの交換:庭いじりの贅沢

エアーポンプの交換:庭いじりの贅沢

7-8年くらい前だったろうか、池のエアポンプの電源が落ちていて池の鯉が20匹近く死んだ。2匹残っていて、その2匹が子供をたくさん生んだ。サギに食べられながらもまた30匹くらいに増えた。

今朝、庭を歩いていたら、「カタカタ」とおかしな音がする。エアーポンプが故障していたのである。水槽用のエアーポンプがあったので急いでつないでホームセンターに行った。鯉の餌を買いに行ったばかりだ(笑)。

ペットコー

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雪囲いをとった:庭いじりの贅沢

雪囲いをとった:庭いじりの贅沢

春である。雪が消えると池の雪囲いを取るのである。毎年この季節は嬉しいものである。

毎年繰り返される風景である。

春の庭、雪が溶け、木蓮の蕾が出てきている。マユも大喜び。:庭いじりの贅沢2022

春の庭、雪が溶け、木蓮の蕾が出てきている。マユも大喜び。:庭いじりの贅沢2022

あっと言う間に春になものだなあ。今年は雪が少なかった。雪が消えると庭仕事である。

この季節は剪定の季節だ。また晴れたら、サルスベリに手を入れる。

初雪、マユのご飯

初雪、マユのご飯

これから積もっていく。消雪パイプは動くのだが、僕の車のタイヤはスノーではない。

ベランダに雪が降るとマユも大喜びである。毎年雪を見ているのだろうが、毎年大喜びをする。

庭に捨てる生ゴミをベランダの端まで持っていくのに裸足である。マユも寒かろうに。

ご飯を作らせていただいた(笑)。大はしゃぎである。

野菜や肉、余っているおかず、レバーや焼き魚を鍋で煮る。料理を作るのは良いことである。マユもピ

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庭いじりの贅沢:池の雪囲い

庭いじりの贅沢:池の雪囲い

毎年12月の半ばには雪が振り始めるので今くらい(12/10前後)に池の上に覆いをかぶせる。ちょうど今日は霰が激しく振ってきた。

12月に入った頃、家の裏に積んである雪囲い道具と鉄パイプを池のそばに集めて、足りないものがないかを調べる。

春にここに積んでブルーシートかぶせておくのだ。

もう、僕が小さい頃から使われているのでぼろぼろであるが、風格がある?

まだ温かい。雪はもう少し後だというのが

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庭いじりの贅沢:家の消雪パイプ

庭いじりの贅沢:家の消雪パイプ

「雪は大変なんだぞ」と都会の人に言うがじつは違う。あの真っ白に地面を覆う雪は幻想的で、少し生活は大変でも、それなりに準備ができている。雪は良いものである。東京から帰ってきて職安に歩いて行く道すがらJRの陸橋の上から見た白一面の町並み、遠くに連なる山、素晴らしかった。30年経っても忘れることが出来ない。毎年雪下ろしでなくなる方はいるが、交通事故は少ない。

この季節は消雪パイプの設置である。12月1

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庭いじりの贅沢:冬の始まりの「生花」

庭いじりの贅沢:冬の始まりの「生花」

妻は若い頃お花を習っていた。師匠から譲り受けた花器が多数ある。あなたは上手だねとと褒められる。素直に嬉しいものである。

庭の山茶花と椿を生けた。

百日紅は種が残り一冬を超える。一枝連れてきた。

花器によっては剣山を2つ使っても良いのかと思い使った。妻にそれでいいのよと言われた。嬉しいものだ。

山茶花が有ることはこの数年の内に知ったばかりだ。

椿は八重のものが一つ咲いているがほかは蕾である

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蜘蛛、無花果の剪定、お裾分け

蜘蛛、無花果の剪定、お裾分け

この時期になると、蜘蛛の巣にかかる虫も居なくなり蜘蛛の人生も終わる。卵に自分を写して生命を閉じるのだ。縁側の戸を開けたらの前にいて驚いた。

ヒトの通らないところの巣には未だ残っているがすぐに土に還る。

たくさん撮ったのだが、僕の携帯はあまり撮影が上手ではない。

庭の木も葉を落とし始めている。毎日風景が変わる。

無花果の選定をした。実は残っているが熟することは出来ないようだ。

来年はもっと

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百日紅とアケビの蔓

百日紅とアケビの蔓

2016年母が亡くなって随分サルスベリの木を切った。アケビの蔓も落としてしまった。結局、百日紅の切った枝は庭の隅に放置してアケビの蔓は巻いていた。リースにするので欲しいという方がいたので差し上げたりもした。

百日紅の枝を立てて、蔓を巻いた。「地に向かう百日紅の枝」

古い鋸との組み合わせ。『切るものと切られるものそして忘れ去られる』お、良い題名がついた。

父が亡くなって実家は物置になった。どう

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2021年のタクワン(2)吊るしは藁縄に限る

2021年のタクワン(2)吊るしは藁縄に限る

昨日葉を落としたので今日は吊るすことにした。毎年やっているのだがこれが一番面倒。

紙ヒモ(干し柿用)を使ってみたら一発で切れた。

しかし、ビニールの縄を使っていたために、安定しないのである。多分藁縄ならいいだろうなと思ってはいたのだが、手に入らないと思いこんでいたのである(普段からホームセンターでは見ない)。

藁縄は季節モノ
そこで藁縄でやってみようと思いホームセンターに買いに行った(売って

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2021年のタクワン(1)購入

2021年のタクワン(1)購入

今年はタクワンをつけるかどうか迷ったが、つけることにした。妻にお願いしたら葉付きの大根が1本50円で15本買ってきてくれた。

母は、大根の葉を塩で漬けて冬の終わりくらいに味噌汁の具にして食べた。これが実に美味しいのだが、他所では食べることが出来ない。今年は葉っぱの多い大根が買えたので作ることにした。

葉っぱから水分は抜けるので買ったらすぐに切落してしまう。少し黄色ずんでいるものも有る。

先に

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アケビの収穫、天ぷら、お裾分け

アケビの収穫、天ぷら、お裾分け

あけびの実が開いた。色づいたと思うと、あっという間である。

このお話の続きです。

太陽の反対側が開いているのが面白い。こちらから見ると裏側になる。お日様は彼等の専門分野だ。

これで、アケビの一年が冬に向かう。

少し早く開いたアケビがカワカワになっている。庭の離れた所においてきた。別な苗が出るであろうか。楽しみである。

スプーンでタネをすくう、妻はよく食べたそうだが、ぼくは食べた記憶がない

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無花果の収穫

無花果の収穫

3年ほど前にステックくらいの大きさの異いちじくの苗を買ってきた。

妻が好きだというので買ったのだが昨年まではあまり良いものがでなくて残念賞であった。

今年は、やっと美味しいものが手に入るようになった。

マユも大好きである。皮ばっかしかやらないが(笑)。

無花果は面白い、一気にならないで、ポツリポツリと食べるようになる。

妻は、高くて撮れないところにある時、僕を真也さんと甘い声で呼ぶ。

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