思考の三原則とキャリア
普段の生活の中で大事にしていることは、思考の三原則。
長期
総合
根本
この視点を常に持ち続けたいと思っています。
例えばキャリアを例に取ると思考の三原則を立てはめることで景色が変わって見えます。
長期的な視点でキャリアを眺めると、我々団塊ジュニア世代はおそらく多くの方が70歳まで働く時代になると予想しています。
50才前後の自分たち団塊ジュニア世代は人が多すぎて、自分たちが高齢者の仲間入りをする頃が、日本の高齢者が最も多くなります。
2042年問題などとも呼ばれていますが、その頃には3人に1人は高齢者になるので、とても若い方々に面倒をみてもらうことが物理的に難しくなります。
よく老後問題として2000万円問題など貯金の話は出ますが、あれば前提として普通の生活ができている状態です。
あと20年もすると日本の1/3が高齢者なので、介護される側とする側のバランスが崩れます。人が絶対的に足りない以上、介護が必要になった時点でかかる費用は今よりもっとお金を積まないと介護を受けられなくなると思います。
現状の延長としてみていると、かなり前提が吹き飛ぶのではないかと考えています。
最近、このことを言語化されているとても良い本に出会いました。それは、以下の本です。
「きみのお金は誰のため」田内学
老後問題もパンが足りない中でお金を刷ってもパンの値段が上がるだけ。イス取りゲームのようなものだと喝破しています。
お金には価値がないし、お金で解決できる問題はないし、みんなでお金をためても意味がない、、、(ここだけ聞くと???ですが、その理由は是非本書をご覧ください)
総合的に見ればその通りだと思います。
そもそも介護で国が富むわけではないので、若い方々の労働力を未来に使っていただけるようにする必要があると思います。
そのためには、これからシニアに仲間入りする世代が現役を引退する時期をできる限り後ろに伸ばすことが、解決手段として最も良いと思います。
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