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鼻水・鼻づまり解消の手術を受けることになった・Part2_入院・手術編(体験談)

僕は幼い頃から鼻炎持ちで、夜に結構つらい鼻詰まりに悩まされていたので、今回鼻詰まりの原因になっている鼻の曲がりを矯正するという手術を受けることにした。

手術を受けるまでの経緯はPart1の記事を参照。


退院後1ヶ月間の過ごし方はPart3の記事を参照。

病院は、東京慈恵会医科大学附属病院という、東京にある有名な大学病院で行う。特に耳鼻科は発祥の地と呼ばれるくらい歴史も実績もある病院。
今回は、その病院での鼻中隔湾曲症の矯正手術、入院時の様子を書いていこうと思う。

スケジュール

スケジュールは、以下のような予定。
・2021年11月24日、初診日
・手術日までに検査、医師面談、看護師面談などで3回来院
・手術前日、PCR検査
・(いまここ)2022年1月7日、手術日
・入院2泊3日、退院
・しばらく定期的に通院

手術前日はPCR検査のみで、いよいよ手術当日。
手術後は2泊3日の入院となる。

手術、入院当日

5:30 起床、準備

朝は手術前の緊張感もあり、よく眠れなかった。術後の入院中は満足にシャワーも浴びれないので、朝風呂に入り、入院のための荷物の準備もあるので5:30起き。おかゆやバナナ等、消化に良い物を食べる。手術日はこれ以降絶食のまま一日を終えることになる。

9:00 病院到着、病室入室

麻酔医の問診を受ける。手術時間は麻酔措置30分、手術は1時間くらいとのこと。手術の開始時間はまだ決まっていないらしい。
終わったら病棟に移動し、そこで体温を測る。37度以上だと病室に入れないとのこと。
僕はここでまさかの37度以上の体温が出てしまったので、しばらく別室で待機することになった。
無事36度台になったので、病室に案内される。
このまま37土台から下がらなかったらどうしようかと思った…。
10時以降は水を飲むのも禁止なので、今のうちに多めに飲んでおく。

病室は6人部屋だけど結構広めで、音は漏れるけどカーテンで仕切られているのでプライバシーは確保されていた。

病室(6人部屋)

また病院には無料のWi-Fiが用意されていた。パスワードを入れれば誰でも使える。ありがたい!

手術時間は実施の20分前くらいに「20分後に始めますよ」と通知されるらしい。そんな直前に言われるのか。心の準備が…。お泊まりの荷物を整理するとかして時間を潰しながら、あとは手術開始を待つのみとなった。

15:00 手術開始

ついにこの時が来てしまった!
予定時間より3時間くらい遅れたけど…看護師さんから名前を呼ばれ、病室をあとにする。看護師さんに連れられ、エレベーターで手術室があるフロアへ移動する。
フロアに着いて、廊下を歩いて僕が手術を受ける手術室へ移動する。途中、別の手術室やモニター付きの大型機材が収められた部屋がたくさんありガチの雰囲気に圧倒された。
手術室に着くと、5人くらいの担当医が迎え入れてくれた。自分で歩いて手術台に上り、指示通り仰向けに横になる。
すぐさま、複数の補助医師が同時並行で、手際よく僕の体のいたるところに布を巻いたり、検査器具のような物を取り付け始めた。点滴を打ち、麻酔用であろう酸素マスクを被せられる。作業をしつつも保持医師から「お名前お願いします」「アレルギーはないですか?」などと、適宜会話をしながら進めていたが、「今から麻酔入ります」のような合図はなく、気づいたら酸素マスクから排出された麻酔の効果で、手足をはじめ体全体の感覚がじんわり鈍くになっているのに気づいた。
そして、そのじんわり感覚が1分くらい続いたあと、麻酔で意識を失い、目覚めた時には手術は終わっていた!

17:00 手術終了、目覚め

「終わりましたよー」という補助医師の声が聞こえて目覚める。意識はすぐにはっきりしてきて、あー手術終わったのかーあっという間だったなーと思いを巡らせる。
想定通り、既に僕の鼻にはパンパンにスポンジのようなものが詰め込まれており、全く鼻呼吸ができないので口呼吸を開始した。口呼吸は少し苦しいが、他に痛みや気持ち悪さはない。しばらくそのまま待ったあと、ベッドごと運ばれ病室に移動した。病室に入ると、なんとそのまま、今寝ているベッドがそのまま僕の病室のベッドとなった!なんとまあ、ピタゴラスイッチみたい。

病室に戻ったあともしばらくは歩行禁止、トイレに行くのも禁止だった。点滴を打ちながら、手術した時とは別の酸素マスクをしながら時間が過ぎるのを待つ。体の腰の当たりが燃えるように熱かったので、看護師さんに言うと、アイスノンを持ってきてくれた。体温を測ると、37度後半の熱が出ていて若干気持ち悪さがあった。また鼻には綿球が詰められていて、出血により血で染みていくので綿球を15分に一回くらい自分で取り替えねばならなかった。
ちなみにこの日はこれ以降食事禁止、入浴も禁止なので、顔と体だけ拭いて寝ることになる。

その後21:00から、酸素マスクが外され歩行が許可され、トイレにも行けるようになった。夜間は、熱も気持ち悪さも落ち着いてきた。相変わらず鼻呼吸が全くできなくて常に口呼吸なので口はカラカラになるが、特に痛みや目立った気持ち悪さがないのでまだ耐えられた。唾を飲んだ時に耳が痛いというようなこともなかった。
「寝る時も、綿球交換は1時間に1回くらいしないと血が染み出てきちゃうんです…」と看護師さんに言ったところ、「血が滲み出てシーツや枕が血で汚れても大丈夫なので、寝てる時は綿球交換やらなくてもいいですよ〜」と言われた。僕はどちらにしろ、手術後ということで頭が冴えてしまっていたのと、口呼吸だったので夜はろくに寝られず、ちまちま綿球交換していたので結果的にシーツや枕は全く汚れなかった。
鼻呼吸ができないのがとてもしんどい、地獄だと事前には聞いていたが、個人的には完全鼻閉はそこまで地獄のようなしんどさではなかった。どちらかというと熱による具合悪さ、吐き気が波のように来たり治まったりするのでそっちの方が辛く感じた。

手術翌日

朝6時頃に起きたが、周りは静かで廊下に人気はほとんどなかった。歯磨きを始めたが、相変わらず鼻がスポンジで詰まっているので歯磨きしにくい。うがいする時は うがい→口呼吸→うがい→口呼吸 と交互にやる必要があるので手間がかかる。

この日の朝から病院食が提供される。病院の食事は質素だと聞いていたが、朝食のメニューが具沢山ミネストローネ、パン2つ、オレンジ2つで洋風のメ
ニューで、味もちゃんとついてて美味しかった。

手術翌日の朝食

ただ鼻がスポンジで詰まっているので食べづらく、歯磨き時同様、咀嚼→口呼吸→咀嚼→口呼吸 と交互にやる必要があるのでこれまた手間がかかる。強制的にゆっくり食べることになるので健康にはいいかもね。

この日は点滴やこの後の鼻洗浄(自分でやる)の説明を受けたり、退院後の通院予定を決めたりするだけなので、病室の外には移動せず、特段やることがない。綿球交換は3時間に1回行う。昼間に38度くらいの熱が出たので、もらっていた解熱剤を飲むのとアイスノンをもらって対処する。体温が37度台を上がったり下がったりして、少し気持ち悪さが続いてしまった。

退院後に自分で行う鼻洗浄(鼻うがい)の説明があり、鼻洗浄に使う生理食塩水500mlボトル6本を渡される。スーツケースの中に入るかな?
この生理食塩水を市販のハナクリーンという鼻洗浄器に入れ、1日数回、鼻洗浄してくださいと言われる。

市販の鼻洗浄器・ハナクリーンS

この日は食事はできたがまだシャワー&洗顔は禁止だったので病院備え付けのおしぼりで体と顔を拭いて就寝。まだ鼻はスポンジで完全に詰まっていて口呼吸のみの状態で2度目の夜を迎える。寝不足だったので寝る前に睡眠導入用に処方されていた薬を飲むと、薬無しと比べていくぶんか眠りやすかった。

退院日

朝、無事に退院。朝ごはんを食べて、荷物をまとめて病院を出る。

まとめ

今回手術自体初めて受けたが、貴重な体験をしたと思う。手術時はベッドに横になるだけで気づいたら終わっているので特に苦しさや不快感はない。術後は完全鼻閉で口呼吸のみで数日過ごすことになるのでつらいが、なんとかなっている。ただ熱による気持ち悪さがくるとダブルパンチでつらいので、退院後も発熱時には解熱剤を惜しまず使っていこうと思う。

次回一週間後の病院外来で鼻に詰まっているつめものを取る処置を行うので、それをやったらまた記事を書きたいと思う。

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