見出し画像

鼻水・鼻づまり解消の手術を受けることになった・Part3_術後1ヶ月編(体験談)

僕は幼い頃から鼻炎持ちで、夜に結構つらい鼻詰まりに悩まされていたので、今回鼻詰まりの原因になっている鼻の曲がりを矯正するという手術を受けることにした。

手術をして2泊3日の入院後、退院してから鼻の詰め物をとって、さらに手術から1ヶ月経ったので記事を書いていこうと思う。
手術前の事前準備、入院・手術についてはPart1、Part2の記事を参照。

退院後、鼻の詰め物をとるまで(1週間)

退院後、鼻の詰め物をとるまでは手術編の記事で書いた通り、完全鼻閉で口呼吸のみで数日過ごすことになる。口呼吸で過ごすのは昼間はまだいいが、夜口呼吸では寝れなかったのでしばらくは寝不足状態が続く。夜はだいたい2時間に1回は起きて、数日は血も出続けていたので夜中も綿球交換していた。

また退院してからは、定期的に鼻洗浄(鼻うがい)するように言われたので、退院時に病院からもらった生理食塩水500mlボトル6本と、市販のハナクリーンという鼻洗浄器を使って、定期的に鼻洗浄を行う。

市販の鼻洗浄器・ハナクリーンS

生理食塩水は常温よりも35度〜40度くらいに温めた方が良いとのことなので、鍋にお湯を入れてそこに生理食塩水をボトルのまま浸して温めてから使う。

鼻洗浄で鼻の詰め物に直接生理食塩水をかけていくことによって、徐々に鼻の詰め物が溶けていき、鼻が通るようになっていくとのこと。1回の洗浄でどれくらい溶けるのだろうかと、試しに2、3回鼻洗浄をやっても、詰め物は若干減っただけで鼻の詰まりは全然取れなかったので根気良くやり続ける必要がありそう。鼻洗浄は1日2,3回が目安らしいが、1日に5回でも10回でも多くやる分には問題ないそうなので、僕は詰め物を早く溶かしたい一心で1日10回近くやっていった。

手術日から4日後も、まだ完全鼻閉の状態は続いた。鼻洗浄はもう10回くらいはやったが、まだ開通しない。ただ手術3日後くらいから、少しづつ鼻の詰め物が洗浄の効果で柔らかくなってきていた。また水を飲む時に、鼻の詰め物の隙間から微量ではあるが空気が漏れ出ていることが確認できた。

この辺りから、だんだん鼻の詰め物が溶けてゼリー状になってきて、どんどん喉の方に流れ出してきて気持ち悪かった。詰め物は飲み込んでも無害と思われるが、気持ち悪くて飲み込みたくなかったので吐き出すようにした。しばらく鼻洗浄しながら2時間くらい洗面所に留まって詰め物を吐き出し続けると、ついに右鼻の詰め物に穴が開き、空気が入ってくるのがわかった!

手術後、初めての呼吸!

手術後、初めての鼻呼吸…!ただ、この時はゼリー状の詰め物以外にも、プレートのようなものもあり縫合もされていたので、通る空気はごくわずかだった。。また1週間後の診察までは鼻の綿球は常につけるように言われているので、どちらにしろほとんど鼻呼吸はできない。

鼻うがいをしまくったせいで病院からもらっていた生理食塩水が尽きてしまったので、生理食塩水を自分で作ることにした。
水の煮沸消毒→35度〜40度に冷ます→ペットボトルに入れる→塩を入れて振る→完成!
毎日やるのは少し面倒だが仕方ない。

このまま夜間含めてほとんど鼻呼吸ができないまま、手術日含め7日間は過ごすことになった。

手術から約1週間後、鼻の詰め物を取る

そして待ちに待った手術日の6日後、鼻の詰め物を取るため病院に行った。詰め物を取る処置は、普通に診察室で行うようで、手術前に診察した時と同じように診察室の前で名前が呼ばれるまで待ってから入室した。

医師がストローのような細長い穴の空いた器具を持ち、それを鼻の穴奥まで突っ込み、そこから鼻に溜まった詰め物や血の塊をズルズル吸い取っていく。鼻の奥に器具が当たる時に多少の痛みはあり、また鼻の奥深くまで突っ込まれたままになるのでそれなりに不快感はあるが、耐えられない程ではなかった。あと鼻には詰め物だけでなくプレートも入れているので、それも最後に引っ張って取り出した。全ての処置は5分くらいで終了した。

詰め物を取った後は、しばらくはとても鼻通りがよくなった!特につまりが酷かった左の鼻の穴がめちゃくちゃ通るのが嬉しかった。ただ30分くらいすると、また再び少し詰まり始めた。傷が治るまではまだ少し詰まった状態が続くようだ。だが鼻に詰め物をしていた時と比べると通りは雲泥の差で、綿球も外せるようになったので夜の睡眠も快適だった。(手術する前よりも快適に眠れるようになった。)

待ちに待った鼻の開通!

まだ病院から処方されている薬を飲んだり、鼻うがいを定期的にやったり、湯船に浸かるのは禁止などの制限は継続しているが、詰め物を取る前よりは生活が格段に楽になった!また、軽くなら鼻をかんでもいいと言われたので、鼻うがい後は毎回軽く鼻をかむようになった。強く触ると鼻の奥の方が少し痛むので、優しく触るようにした。

手術から2週間後

また一週間後、病院に行って処置を行った。鼻の中に少しかさぶたがあったので、それを先生にとってもらうと鼻通りがさらに少し良くなった。
念の為、今日から3週間後にまたもう一度病院に来てくださいと言われ、その日は帰った。この辺りから、もう日常生活に全く支障はないし、夜も鼻が詰まらず快適に眠れるようになっていた。(厳密に言うと片方の鼻が少し詰まることはあったが、その際ももう片方が常に通っていたので呼吸は全く問題なかった。)

またアレルギー反応を少なくするための「後鼻神経切断術」をやったおかげか、以前は出ていた鼻水もほぼ出なくなっており、鼻うがい以外で鼻をかむことがなくなった。鼻水が出る不快感や手間、かむ時に周囲を気にするなどの頻度が減ると思うと嬉しい。

手術から5週間後

これで最後となる、病院での診察。片方の鼻が少し詰まることがあると言ったところ、冬は気温が下がる関係上詰まりやすくなるので正常ですと言われた。またこれで病院に通うのは最後になるが、鼻洗浄は今後もずっと続けてください、と言われた。僕は花粉とダニアレルギー持ちだったので、冬と夏場のアレルギーが出やすい季節は鼻うがいをするように言われた。鼻の点鼻薬も3本出すので毎日点鼻するように、とのこと。
また別途鼻毛の脱毛もやろうと検討していたのだが、それは手術の4ヶ月後以降にやるように言われた。
鼻うがいに関しては、やり続けるのも結構面倒なので、今後どこかでやめてみて、調子が悪くなるようならまた再開しようかなと思う。

手術をやった後の感想

実感としては、以下のメリットを実感することができたので満足している。
やってよかった!

  • 夜寝ている時に鼻詰まりを感じることがなく快適に寝られる!

  • 鼻水が出ないのが快適!

  • 今後、定期的に耳鼻科に通わなくて良い、薬を飲まなくて良い!

逆にやって大変だったと思った点が以下。

  • 手術日含め7日間、鼻呼吸できないのが辛い。また定期的な綿球交換や鼻うがいに手間がかかる。

  • 手術日含め2日間くらい、熱で具合が悪い時がある。

  • 手術日含め3日間は、仕事などの予定を入れられない。(力仕事がなければ、4日目以降はなんとか仕事はできそう。)

個人的にこれらの辛さは地獄というほどではなく、十分耐えられる程だった。また大変なのはあくまで数日間の一時的なもので、期間が過ぎればなくなる。手術後に得られる永続的なメリットに比べたら微々たるものと思える。術前の調べで見かけた、鼻の手術後に稀に起こるというエンプティノーズ(左右の鼻の穴が繋がり、ピューピュー音がする)にも結局ならなかった。
ただ、術後も鼻うがいをずっとやり続けてくださいと最後に言われた時は、少し面倒だなぁとは感じた。

総合的にとても満足しているので、体への投資って、やっぱりやった方がいいんだなと思った1件でした。
この記事が誰かの参考になったら嬉しい!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?