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2013年の11月ごろのことです. 芦田宏直氏が,「コマ数=科目数(多科目主義)では教員が授業準備をまともにすることなどありえない。六コマ=六科目をまともに授業なんてやれないから,その内の(少なくとも)二コマくらいは、『ゼミ』とか『発表型』『調査型』授業とか『ワークショップスタイル』などの手抜き授業になってしまう…。」とSNSで述べておられました. 氏の著書『努力する人間になってはいけない ― 学校と仕事と社会の新人論』の一節のようです. 前後の文脈がよくわからない(こ
「大学の授業」といういい方をすると,「大学では『授業』といういい方はしない.『講義』というのである」というニュアンスの言説をする方がいます.例えば,(少し古いブログですが)大学教員でも次のようなことを書いている方がおられます). ここでは,「大学では、中学高校と違い、授業とは言いません。あくまで講義と言います。」とし,次のように述べています. 何故に授業という言葉を使わないか? 授業は、字の意味でいくと業(ワザ)を授けることです。 つまり、授業をするということは、相手に知
こんにちは.研究と教育のピア・サポーター 吉川正剛です. 大学で職員として働いていますので,大学関係のニュース・SNS等でのつぶやきにはやはりいろいろと思うところがあります. 自分がかかわっている大学生が,大学のことを「学校」と呼ぶのは違和感があるのですが,SNS等で「大学は『学校』ではありませんよ。日本中の誤解を解きたいな」(Twitterで私宛に届いた返信ツイート)などと言われると,それこそ「大学が学校でないなんで,それこそ不見識で誤解を解きたいな」とも思うわけです.