股関節131 人工股関節置換術と手術室滞在時間①
おはようございます。
戦国時代の武将に生まれてみたかった塗山正宏です。
今回のテーマは、
人工股関節置換術と手術室滞在時間①です。
人工股関節置換術を行う場合には、実際手術室にどのくらいの時間、滞在するのでしょうか?
私が人工股関節置換術を実際に行っている時間は、約30分程度が目安になっていますが、手術室に入ってすぐに手術が始まるわけではありません。
たまに手術時間(実際に手術を行っている時間)と手術室滞在時間を混同されている方がいらっしゃいますが・・・。
手術が始まるまでには、まず患者さんに血圧や脈拍を測定する機械や血液中の酸素飽和度を測定する機械等を装着します。
その後、しばらくマスクから酸素を吸入します。
それから全身麻酔が始まります。
そして、尿管カテーテルを留置します。
全身麻酔が確実にかかったことを確認し、手術をするために患者さんの身体の位置を調整し固定します。
この身体の位置を正しく決めることが、手術をするにあたって非常に重要になります。
なぜなら身体を少し傾いて固定してしまうと、それが人工関節の設置位置に影響が出てしまうためです。
私が手術をするうえで、こだわる部分のひとつです。
その後、執刀医である私は一度オペ室を出て手を洗いに行きます。
念入りに手を洗ってから、アルコールを手~肘にかけてしっかり塗り込みます。
そして、メンタルをオペモードにスイッチを入れ、オペ室に再度入ります。
続きは次回で・・・(笑)
本日のまとめ
手術室に入ってすぐに手術が始まるわけではない。
「なんでやねん!どないやねん!」
ツッコミを入れるのが好きな整形外科医の塗山正宏でした。
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