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股関節151 変形性股関節症の診断にCT検査は有用か?

おはようございます。
朝起きたら、福山雅治になっていたらどうしようという、どうでも良い妄想をしてみる塗山正宏です。

本日のテーマは、

変形性股関節症の診断にCT検査は有用か?についてです。

変形性股関節症の診断については、通常はまずレントゲン検査を行います。

レントゲンでは正確な判断が難しい場合には、CT検査を行います。

変形性股関節症に対してCT検査を行うことにより、寛骨臼や大腿骨の形態、寛骨臼形成不全の程度、関節裂隙の状態、骨棘の位置や大きさ、骨嚢胞の有無などを正確に把握することが可能になります。

レントゲンでは、関節裂隙の狭小化が認められない場合でも、CT検査において関節裂隙の狭小化を認める事があります。

特に股関節前方だけに関節裂隙の狭小化が認められている場合には、レントゲン画像では、診断することが難しいと思われます。

さらに、CT検査では、股関節の画像を3D画像に構築することが可能です。

3D-CT画像を作成することにより、股関節をより立体的な構造を評価することが可能です。

3D-CT画像によって、人工股関節置換術の術前計画を詳細にシミュレーションする事が可能になります。


本日のまとめ

変形性股関節症の診断にはCT検査は有用である。

「アナゴさん」

子供の頃はデコピンゲームをやっていた整形外科医の塗山正宏でした。

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