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股関節147 変形性股関節症の診断に有用な特徴的な身体所見は?

おっは~~♪
今日も元気いっぱい頑張るつもりの塗山正宏です。


今日のテーマは、

変形性股関節症の診断に有用な特徴的な身体所見は?です。


「変形性股関節症に特徴的な身体所見」として

・脚長差

・筋萎縮

・トレンデレンブルグ徴候:股関節外転筋群の筋力低下や麻痺により、患側で片足立ちした時に、健側の骨盤が下がっている状態

・跛行(はこう):正常に歩行ができない状態

・鼠径部痛

・股関節の可動域制限

・Scarpa三角(鼠径靭帯・縫工筋・長内転筋で作られる三角)の圧痛

・Patrickテスト
(あおむけで股関節を屈曲・外旋し、足を反対側の大腿部にのせて胡座をかいたような姿勢にして、膝を下に押しつけると股関節痛が誘発されるテスト)

などが挙げられます。

このなかで、特に変形性股関節症においては、

・股関節の可動域制限

・鼠径部痛

・跛行

が特徴的な身体所見になります。

この3つの身体所見が、股関節以外の疾患との鑑別に有用と報告されています。

この3つの症状がある方は、既に変形性股関節症である可能性が高いので、一度検査を受けたほうがいいでしょう。



本日のまとめ

股関節の可動域制限、鼠径部痛、跛行があったら要注意!

「ケーキとコーヒーの最強コラボ!」

ケーキはショートケーキかチョコレートケーキを選択する傾向がある整形外科医の塗山正宏でした。

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