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イニエスタの凄さを徹底解剖

はじめに

現在、ヴィッセル神戸でプレーしているイニエスタの凄さ、単に凄さと言ってもプレーを一眼見れば凄いことはわかりますが、具体的に何が凄いのか?何を考えているのか?そしてスター選手や監督が語るイニエスタの凄さを書いていきます。

【幼少時代のイニエスタ】

8歳から12歳まで地元のチームであったアルバセテバロンピエに所属していて、12歳の頃にFCバルセロナにスカウトされました。

バルセロナに入団してから下部組織寮であるラ・マシアで暮らすこととなり何度もホームシックになったと言います。

当時のラ・マシア

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現在のラ・マシア

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イニエスタやメッシなど数々のスターを輩出してきた寮は現在のとは大きく異なる環境で、ホームシックになる理由もわかると思います。

下部組織時代のイニエスタの同僚は、「来た当時、12歳の頃からボールを扱う技術は優れていたよ。でも本当に化けたのはカデーテ(15,16歳)の頃だったね」と言いこのまま飛躍したイニエスタは2001ー2002シーズンにトップチームに昇格を果たしました。

【誰からも愛される理由】

イニエスタはFCバルセロナの最大のライバルであるレアルマドリードの本拠地、サンティアゴベルナベウや同じ州のライバルチームであるエスパニョールと戦ってもスタンディングオーベーションを浴びる選手です。

イニエスタは味方チームのサポーターのみならず敵チームのサポーターでさえ称える存在なのです。ですがこれは単にイニエスタがサッカーがうまいからではありません。

イニエスタがライバルチームからもスタンディングオーベーションを浴びる理由には、ダニハルケという選手が大きく関わっています。

イニエスタの親友であったダニハルケは、エスパニョールの選手で当時スペイン代表候補に入るほど急成長を遂げていた選手でした。ですが、遠征先のホテルにて急性心筋梗塞で倒れ26歳という若さで亡くなってしまいました。

亡くなった直後の2010年W杯決勝で劇的なゴールを決めた後のパフォーマンスでダニハルケに送ったアクションがこちらです。

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DANI JARQUE SIEMPRE CON NOSOTROS(ダニハルケはいつも僕たちと共に)と書かれています。

このような事柄の他、FCバルセロナ在籍時に大学に通いスポーツ学を学び身体についての知識をつけたり、地元のチームであるアルバセテバロンピエが財政難に陥った時に出資してチームの危機を救ったりなどサッカー選手としてだけではなく、一人の人として多くの人々から愛される存在なのです。

【プレー中は考えてない!?】

イニエスタはあるテレビのインタビューで、ボールを持っている時に特になにも意識していないと言っていました。サッカーには考える暇も余裕もないよとも言っていて、自動的にあるいは直感的にプレーを選んでいると言ってました。

これらの事は、僕が今まで何度か記事にしてきたメンタルの部分と精通しているように思えます。少し前の記事で書きましたがプレー中はほとんどが無意識なのです。イニエスタは常に自分のプレーを振り返り良かったことの記憶や悪かったところの改善を自然に行いボールを持った時に自然に良いプレーや判断ができるのです。

あれだけの賢いプレーをするイニエスタなので考えまくっていると思っていましたが意識的に考えてはいないということに驚きました。

最後の章ではそんなイニエスタを称える声を紹介しまとめていきたいと思います。

【スター達が語るイニエスタの凄さ】

セルヒオ・ラモス/レアルマドリード

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「イニエスタはpatrimonio nacional(国家遺産)だよ。プロサッカー選手としてだけではなく一人の人としても時代を刻んだよ」

FCバルセロナの宿敵であるレアルマドリードのキャプテンがこれほど褒め称えることは簡単なことではありません。

グアルディオラ/マンチェスターシティ (監督)

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「彼について話そうと思えば3分話せるよ。ここ15年くらいのバルセロナの歴史の一部だよ。僕のサッカーを深く理解してくれた選手の一人で感謝しかないよ」

グアルディオラは監督として有名になったのには彼のような選手がいてくれたおかげだと語っています。

今回はこの2つを取り上げさせていただきましたが、イニエスタの事を語っているインタビューを見るとどのインタビューでもサッカー選手としてだけでなく人として模範となる存在という事を言っています。

イニエスタがどこに行っても愛される理由というのは単にサッカーがうまいだけの選手ではないからなのではないでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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僕と伊達和輝の【普通じゃない2人】が送るマガジンとなっております。
共に中学生から海外でサッカーをし、生活をしてきた経験から感じていることを発信しています。

記事の中にも、有料の方にしか見れない内容もありますが、このマガジンで集まった全額を日本を含む、世界の子供たちとのサッカーを通じた支援活動の一部に使わさせて頂きます。

“Una pelota cambia el mundo”
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