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明暗を分けた「エル・クラシコ」バルセロナホームカンプノウで雪辱の敗戦 黄金期の終幕か

2020-2021シーズンリーガエスパニョーラ第7節、カンプノウで行われたエル・クラシコ、FCバルセロナ対レアルマドリードは1-3という結果でレアルマドリードが勝ち点3を持ち帰る結果となりました。

ホームで雪辱の敗戦を喫したバルセロナに見えたのはエース、リオネル・メッシの限界と組織力の差でした。

【メッシという名のギャンブル】

近年バルセロナのエースとしてチームを支えてきたキャプテンであり、チームの大黒柱となっているメッシですが、今回のエル・クラシコでは不発に終わっています。メッシは攻撃面で試合を決めることができる選手ですが、守備のタスクが少なく守備面では不安要素のひとつというのが現状です。

今回のバルセロナの敗因のひとつとして確実にメッシという存在が挙げられるでしょう。逆に言えばメッシひとりで勝敗が決まってしまうほどすごい選手ということです。

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近年のバルセロナそしてアルゼンチン代表でも"メッシ依存"は問題になっていますが、今回はそれが裏目に出た結果となってしまいました。

メッシは今夏クラブに移籍を打診した際にインタビューにてバルセロナのために出て行かないといけないと語っていましたがこう言った現状が起きていることをメッシ自身感じ取っていたのでしょう。気付けば33歳になってベテランとなったメッシにこれ以上頼り続けていくことはバルセロナにとってプラスではないであろう。

【個に頼りすぎないレアルマドリード】

今回のエル・クラシコは、両チーム前線からハイプレスを掛けできるだけ前でボールを奪いにいくスタイルでしたがレアルマドリードは組織的にプレスを交わし、前線にボールを運べていましたが、バルセロナは特に前半の中盤あたりから個で打開を試みるもすぐに失ってしまい前線にボールを運べない時間が多く見受けられました。

レアルマドリードは終盤を含め、何度も数的同数または数的有利な状況を作っていました。一方のバルセロナはというとボールを奪ってからの速い攻撃を躊躇する場面が多く数的同数や数的有利な状況を作っても後ろにボールを下げてボールを保持することにこだわる傾向がありました。この試合で決まったPK以外の得点は全てボールを奪ってからの速い攻撃で、数的同数または数的有利を作り出した場面から生まれています。

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こういった事からチームとしてやるべき事を明確にこなしていったレアルマドリードに分配があがったのではないでしょうか?

それでも若くてフレッシュか選手が躍動しているバルセロナ、まだ序盤の今シーズンをこれからどのように立て直していくのか今後の動向に期待していきましょう。

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