見出し画像

「価値」を売ることが本来のマーケティングの役割

初めまして、Masato Suzukiです。
主にサービスやブランドについてのデザイナーとして活動しているフリーランスです。

前回は今の時代に合うデジタルマーケティングについて書きました。あくまで入りやすく書いたので不足しているものが多いですが。
前回の記事はこちらから

今回はマーケティングを行う際のアクションアイテムについて書きます。

マーケティング全体像を掴む基本プロセスR-STP-MM-I-C

R-STP-MM-I-C
・Research(調査)
-
・Segmentation(市場の分割)
・Targeting(標的市場の選択)
・Positioning(位置取り)
-
・Marketing Mix(マーケティング要素の組み合わせ)
・Implementation(実施)
-
・Control(管理)

マーケティングフレームワークは大体英語の頭文字で作っています。PDCAにも似てる使い方ですがより具体的なアクションになっています。

画像2

商品やサービスの開発前に顧客が求めるものを精査し他社との差別化を行う戦略的プロセスと、顧客へのアプローチ方法を行う戦術的プロセスを考えるフレームワークです。

画像1

戦略的プロセスは商品を売るためにはどうしたらいいかという目標を実行するための手順を分析していきます。

Research(調査・情報収集)

リサーチ方法としては、マクロ環境(外部環境要因)とミクロ環境の2つに大別され分析をしていきます。

マクロ環境
自社ではコントロールできない、企業活動に影響を与える外部環境要因の分析。
マクロ環境分析ではPEST(Politics(政治)、Economy(経済)、Society(社会)、Technology(技術))のフレームワークを使って自社の事業に関係の深い重要な要因や環境変化を分析する。

フレームワークだとPEST分析が有名です。

これもPolitics(政治)、Economy(経済)、Society(社会)、Technology(技術)の頭文字からきています。

ミクロ環境
自社の企業活動に直接的に影響を与える外部環境の分析。SWOT分析を行う際に用いられる。
ミクロ環境分析では、顧客(customer)、競合(competitor)、自社(company)といった、いわゆる3Cをもとにして良い影響や悪い影響などをピックアップして分析を行う。
ちなみに、ミクロ環境分析に対して、自社の企業活動に間接的に影響を与える外部環境の分析をマクロ環境分析という。

リサーチ慣れをしてないとよくわからないと思うので、この辺は一旦スルーでも大丈夫です。後日note書きます。

Segmentation(市場の分割)Targeting(標的市場の選択)Positioning(位置取り)

ここだけでもSTP分析と呼ばれるフレームワークが有名ではあります。

Segmentation(市場の分割)
市場において、顧客のニーズに合わせグループ分けをしてニーズを把握していきます。
Targeting(標的市場の選択)
グループ分けして分割した顧客のニーズに合わせて、自社の強みを踏まえて顧客ターゲットを絞っていきます。
Positioning(位置取り)
それぞれの絞られた顧客のターゲットに対するベネフィット(利益)やニーズなどを検討して、自社のポジションを確立させます。

Marketing Mix(マーケティング要素の組み合わせ)

主に売り手と買い手を分析し次のアクションに活かせるアプローチを検討していきます。

4P分析
Product(製品):何が求めてられているか
Price(価格):需要と供給、競合との比較
Promotion (プロモーション):販売促進、広告宣伝方法
Place(流通):輸送経路や販売場所、在庫など流通
4C分析
Consumer Value(顧客のニーズ):顧客にとっての価値
Customer Cost(顧客コスト):値段がマッチするか、いくら払うか
Communication(コミュニケーション):要望に応える
Convenience(利便性):何が便利か

Implementation(実行)

これまでのR-STP-MMから顧客に買ってもらう具体的な手段を実行していきます。計画をたてたりステークホルダーと連携をとったりいよいよ本番という流れです。

マーケティングを知らないで商売を始める場合は大体ここがスタートになります。どうしたら売れるようになるかを考える場合は見直しが必要です。

Control(管理・改善)

実際には売って終わりではなくもっと売れるためには、なぜ売れないのかを改善していく必要があります。そのためこれまでのフローを見直したりすることもあり、その指標も考えておかないといけません。

売り上げやシェア率、認知度やチャネルの有効性など数字でわかるものはデータとして扱える流れを事前に作っておくことが必要です。

後日談

PDCAだとふわっとしてるので具体的にこれをやろうとしたときに決めないといけないことが多かったりするしPDCA回すためのルール作りなどが長期に回り結果何もできなかったのを多く見てきました。

その辺もう少し具体的で簡単に使えるフレームワークとしてR-STP-MM-I-Cは便利です。皆さんもぜひチャレンジしてみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?