僕らのもとに価値が届くまで
初めまして、Masato Suzukiです。
主にサービスやブランドについてのデザイナーとして活動しているフリーランスです。
前回は消費者の心理につけ込むエッセイ的なものを書きました。
前回の記事はこちらから
今回はマーケティングにおける戦略で重要である顧客に価値を提供・伝達するプロセスについて書きます。
改めて今の時代の消費者とは
これまで書いてきましたが企業が商品やサービスを作り消費者に買ってもらうがマーケティングのイメージでした。適切なフローに基づいたマーケティング手法が成功の鍵ではありますが、今までの歴史に比べてモノが溢れている時代です。
消費者はどんどん賢くなり選択肢も多く競争が激しい時代にはかつてのマス市場はたくさんのミクロ市場に細分化され、消費者が独自の欲求や購買基準を持っています。
そのような消費者がいる時代では企業が利益を出すだけではなく、顧客価値を提供することが重要になってきます。
価値提供プロセス
価値提供プロセスは3段階に分けられ、選択・提供・伝達それぞれが大切です。
価値選択:顧客に提供する価値をSTP分析を使って定める
・細分化
・選択
・ポジション
製品を製造する前にマーケティンで行うべき価値の選択です。
STP分析によって市場を細分化し、適切な市場を選択、製品価値のポジショニングを開発します。
価値提供:出来上がった製品に最適な流通販路を策定する
・製品開発
・価格設定
・サービス開発
・資材調達製造
・流通サービス
製品の特徴や価格、中通について具体的に決定します。
価値伝達:最初に決めたことは実は販路の時に一番効果が出る
・セールスフォース
・販売促進
・広告
販売促進や広告などを使って製品の告知とプロモーションを行います。
後日談
価値ってなんだろう?って考えることが多く消費者側に立つと目の前のことしか気にしませんが、工程を考えると奥が深いですね。ブランディングの影響もあるだろうしどうやって製品やサービスを選択するんだろうかと考えさせられることがあります。
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