役者ってどんなことするのか

 仕事して父親やって、娘×2を引き連れて、みんなの演劇部「3羽のペリカン」の部長をやっています。2月1日・2日の発表会が終わってからあっというまに2週間以上過ぎてしまいました。公演で感じたことを書いておこうと思ってたのに記憶が薄くなってきた。。。けど、まだギリギリ間に合いそうなので書きます。

今回ちょっと後悔してること(チケット買って観てくれた方には申し訳ないですけど)

 毎回、制作広報と役者をやって、制作広報は慣れてきたなと思うのですが、今回は特に役者の方面が出来ていないなと感じました。セリフは頭に記憶して、体も動かして心も表現しないといけないのだけど、2日目は心の動きに気を取られてセリフがうまく出なくなってしまうということがありました。1日目を終わって、心がうまく動いてないと思っちゃったのかもしれません。あと、体の方も、最後に舞台から走り去るシーンがあって、気持ちは残しつつ、走り出し、サヨナラのセリフがあるのだけど、細かい動きの入れ方とタイミングがしっくりといかない。走り方がカッコ悪いというダメ出しもあったのですが、そこは仕方ないにしても、どんな動き入れるかとタイミングは何とかなったんじゃないかと、あとになってから悔やみました。

 そんな感じで、役というのは、頭と体と心にセリフや動きを刷り込んで出来上がるんだということを痛く知らされた発表会だったのです。

役者のミッション

 ところで、動きとかタイミングでいうと宮崎駿監督のアニメ『もののけ姫』が好きです。視線は必ず何かを捉えている(アップでも画面外に視線の先の対象があるのがはっきり見て取れる)し、一挙手一投足がしっかり組み合わさっているなと見るたびに思います。

 でも、人間業ではないものが人間より良いかというとそうは思っていません。去年から何回かダンスを観る機会があり、そこで気づいたのは複数の人たちが同じ振りをしていても、人によって動きが少しずつ違うことです。人間の個性って面白いなと思いました。そして、骨も筋肉も神経もみんな違うのだから当たり前だよなと納得しました。その人の個性っていうのは自分が別人を演じていてもつきまとうのだけれど、役者の場合はそこを少しでも意外な方向に自分を変えて表現するのが、求められる使命・ミッションなのだと思います。

役者、マサトがすること

 そこで役者は自分とは違う役に近づくために、稽古では頭と体と心にセリフや動きを刷り込んでいくのです。が、これが出来てなくて、、、というのが今回の後悔なので、これから修行していこうと思いました。それも、楽しく!演劇って遊びだし、演じる側が楽しくなければ観客に楽しさを分けてあげることもできないでしょう?

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