【0014】 企業の内部留保の活用 14P

企業の内部留保の活用という事で、企業にとってはあまり手を付けたくないところかもしれませんが、訴えていきたいと思います。

ここ最近の企業の内部留保が増加傾向となっています。直近の金融保険業を除く全産業の内部留保が446兆円でかなり膨れ上がっている状況です。

日本企業は内部留保が大きく、海外からのM&Aの対象として見られます。今までは、自社株買いをする事で株価が上がるので、海外からのM&Aを防止するために自己回避をしてきました。ただし最近では、自社株買いをしても株価が上がらない現象が増えてきました。そこで、SDGsに絡めた事業投資で株価が上がると認識できれば資金の流れに変化が生まれると推測しています。

内部留保には、現金・有価証券・銀行貸付の負債・設備投資・研究開発・M&A等があり、その中で株主配当は現金の内部留保から支払われます。この現金をどうにか有効活用できないか考えてみました。

株主に理解を得て配当率を少しだけ抑えます。余剰した現金をESG・SDGsの取り組みと同時にESG投資を呼びかけ、株価上昇・底上げ を狙っていくことも可能性としては高いと信じています。配当より株価上昇のメリットを株主に証明していく必要がある為、非現実的ではありますがESG投資の本髄を追求して行きます。データ的な立証は日本ではまだできていないので、これからリサーチして数値化して行きたいです。

内部留保で現金の部分は全体の1割前後とのことで、その貴重な内部留保の現金を違うカタチで活用しながら企業のメリットを見い出していける環境を、、、               【S-Reach】で作っていきたいと思います。

過去の手法に限界が来ました。今までは企業が投資家を見て業界が動いて(動かされて)いました。これからの時代は、投資家が企業を見て業界が動いていく(動かす)時代になると考察しています。いや、確信しています。



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