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Robloxの新AIツールで3D環境が簡単に作れる時代がやってきた!

ゲーム開発が好きだけど、3Dデザインはちょっと苦手…
そんな悩みを持っている人に朗報です!
Robloxが発表した新しい生成AIツールを使えば、
テキスト入力だけで簡単に3D環境が作れるようになります。

「風景を砂漠にして(Make the scenery a desert)」とプロンプトを入力して砂漠の3Dを作る


例えば、「砂漠にレーストラックを作成して」と入力するだけで、
あっという間にシーンが生成されます。
これなら、デザインの経験がなくても、
すぐに魅力的なゲームの世界を作れるようになりますね。

さらに、このツールを使えば、
シーンの編集もお手のもの。

例えば、昼間のシーンを夜に変更したり、
砂漠を森に変更するなど、
いろいろな環境にすぐ対応できるようになります。

これまでもRobloxでは手動でこうした変更はできましたが、
このAIなら作業時間が圧倒的に短縮されます。
開発者にとっては夢のようなツールです。

すでに開発者たちは大きな期待を寄せています。
The GangのCEO、マーカス・ホルムストローム氏は
「今まで手作業で時間がかかっていた作業を、
AIで一気に試せるようになります。
たとえば、山を作る場合でも、
いろんな種類の山を試しながら瞬時に変更ができるんです。
その後で、手で微調整していくことも可能です。
これで作業時間がぐっと減りますね」
と話しています。

このAIツールの面白いところは、
3Dブロックを「トークン化」する技術を使っている点です。
これは、GPT-4のような言語モデルが次に来る単語を予測するのと
同じ考え方で、3Dブロックの配置を予測してシーンを作る仕組みです。

しかし、3Dデータの量が少ないため、そのトレーニングは大変だったとRobloxのAI担当副社長、アヌパム・シン氏は言います。
ユーザーが作ったデータや外部のデータを駆使して、
精度の高いモデルを作り上げたそうです。

また、別のAIモデルでシーンを2Dに変換してチェックし、
論理的におかしくないか確認する機能も備えています。
例えば、レーストラックの真ん中に木が生えてしまったり、
猫が12本の腕で車を運転していたり…といったミスを防ぐためです。

もちろん、AIだけに頼るわけではありません。
Kent State Universityのクリス・トッテン教授も
「AIが作ったレベルは、どうしても単調で平坦なものになりがちです。
やはり人間のクリエイティブな手が必要なんですよ」
と語っています。
結局のところ、AIはツールのひとつに過ぎず、
最終的な仕上げやプレイヤーにとって面白い体験を作るのは
開発者次第ということですね。

Robloxはこの生成AIをオープンソース化する予定で、
誰でも利用できるようにするとのことです。
これにより、スキルの少ない個人の開発者でも、
クリエイティブな作品を作りやすくなるでしょう。
ホルムストローム氏も「一人で開発している人にとって、この技術は革命的です。チームを探す必要がなくなるんですから」
と期待を寄せています。

この技術が広まれば、
さらに多くの人がゲーム開発に挑戦できるようになり、
新たなクリエイティブな作品が次々と生まれてくるでしょう。
Robloxがこれからどんな未来を描くのか、注目していきたいですね。

Roblox is launching a generative AI that builds 3D environments in a snap

#AI #ゲーム開発 #Roblox #3D生成

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