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新米P日記(LAYRUS LOOP) その1

明らかにタイトル詐欺みたいな書き方をしてますが、この場合”パパ”ではなく”プロデューサー”日記です。
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現在LAYRUS LOOPのレコーディング中。

関西在住のバンドなのでエンジニアと共に自分から出向くパターン。ほぼ始発、前日は遅くまで自分のバンドの制作をしていたので、レコーディングする音源、参考にする音源を聴き、半分気絶しながらの新幹線移動。
最近のヘッドフォンのノイズキャンセル凄すぎて、没入感がすごくて本当に助かってます。

現地到着、スタジオの方が既にセッティングしてくれていてありがたや。

自分もそうでしたが、駆け出しの頃は基本的に機材はレンタル。3日間で6曲を録る激しくシビア、タイトなスケジュールを含めて、限られた時間、そこにあるものでいかにして理想に近づけるがが勝負です。

プロデュースという言葉はとてもピンキリなところがあって、差し入れ持ってふらっと現場に来て最高!だけ言って帰るなんて冗談みたいなところから、最初に来て準備して、片付けをして最後に帰るみたいなことまで、そのグラデーションの中に、どこまで踏み入るか、その現場ごとに役割や立ち位置なんてものは様々。
今回の場合は友達以上恋人未満みたいなノリで言いますけど、スタッフ以上メンバー未満、みたいな関わり方で曲作りの段階からスタジオで一緒にアイデアを出しながら作業をしてレコーディングを迎えています。
唯一決め事として、万が一バンドと意見が食い違った時に、基本話し合って決めるけど、最終的にはバンドが決める。責任の比率で言えば49(自分)対51(バンド)みたいな。約束事としてはそれくらい。

ちなみに今回一緒に作業してるエンジニアは自分のバンドでもレコーディングでお世話になっていて、この曲の録音MIXでお世話になったKMBさん。

音の相性、人柄、仕事の速さ、そしてバンドと地元が一緒。誰が良いかな、と言う時にパッとイメージが湧きました。そういう時に思いついてもらうのって一つ才能ですよね。
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初日は主にドラムとベース。まるっと6曲全部録れました。快挙です(正直次の日に溢れると思っていた)。それぞれがしっかり練習、準備が出来ている、ということに尽きます。みんな偉い尊い。

あくまでバンドにはバンドの物語がありますから、状況に応じて、補助輪や、懐中電灯、掃除機、マッサージ機のような存在になれるかなれないか、みたいなことを考えてました。もしかしたら自分の思う最強のプロデューサーってドラえもんのような存在なのかも知れません。

カレーを食べて知らない場所から汗をかきながら次の日へ進む。
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MasatoKanai
褒められても、貶されても、どのみち良く伸びるタイプです。