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独立を睨んだ際にやるべきこと

こんにちは。中小企業診断士の高杉と申します。

先日の台風19号「ハギビス」では想像を絶する被害がでてしまいましたが、少しでも早く復旧が進むことを祈っております。

さて今回は、診断士を取ったら誰もが一度考える「独立」について、独立を睨んだ場合に"ファイナンス面で"やるべきことについて書きたいと思います。

※私自身は独立は全く未定ですが、FPとしての視点から書かせていただきます。

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■要約
以下を検討すべき
①保険(特に生命保険)の見直し
②住宅の購入
③収益不動産等の購入
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■①保険(特に生命保険)の見直し

皆様、何かしらの保険には入っていると思います。
独立すると、収入が不安定になる可能性は少なからずあると思われますので、毎年・毎月の保険料を削減できないか、保険の見直しを行うべきだと思います。
過大な保険金額になっていないか、現状の家族構成と保険がマッチしているかなどの観点で、FPなどに相談してはいかがでしょうか。
払済保険(保険料の払込みを中止し、変更時の解約返戻金をもとに、保険期間変えない保険に変更する方法)に変更できる保険もありますので、見直しにより、毎月の支出を適正化できる可能性はあります。
また、これは私の私見ですが、養老保険など保険と資産運用がセットになっている商品もありますが、あまり利率などはよくないため、資産運用は別途、販売手数料のかからない投資信託で運用するなど、保険と資産運用は分けるべきだと思います。

■②住宅の購入

「独立して収入が不安定になるかもしれないのに、住宅を買うのは危険なのでは?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、私は、サラリーマンのうちに良い条件で住宅ローンを組むメリットが大きいと思います。
独立後も住宅ローンが組めなくなる訳ではないでしょうが、一般的に条件がよいとされる銀行での住宅ローンは組みにくくなる(もしくは金利優遇条件が悪くなる)と思いますので、いつか買う予定ならば、独立前の購入がよいと思います。
もちろん、独立後に収入が減る可能性も鑑みて、あまり背伸びした物件は購入しない方がよいと思われます。
また、住宅購入直後に独立をしてしまうと、銀行との関係性が悪くなる可能性がありますので、いずれは独立するかもしれない程度のタイミングで購入するのがいいと思います。早期に購入すると返済が進むメリットもあります。

■③収益不動産等の購入

これは完全に個々人のリスクの取り方次第になりますが、サラリーマンの属性を使って購入することができる収益不動産や太陽光などは、独立前に購入しておいてもよいと思います。
これらは②の住宅ローン以上に、独立すると購入が難しくなる(金融機関からの借入が難しくなる)と思います。
変な物件を購入して、独立の足かせになっては藪蛇ですが、よい物件があれば購入に踏み切ってもよいかもしれません。不労所得は独立後の不安定な収入を補完してくれるとも言えます。


■おわりに

今回は、独立を睨んだ場合にファイナンス面でやるべきことについて書いてみました。
私の周りの独立されている方は、皆さん「意外と稼げる」と言われているので、日々の生活費は問題ないのでしょうが、実際に独立すると金融機関からの信用は少し落ちると思うので、それを睨んだアクションは必須かと思っています。

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