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コルクラボ春合宿2019.03.16-17 note集

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コルクラボ春合宿2019.03.16-17 自分をちょっと後押しする2日間 〜好きを叶える、言葉を手に入れる〜 合宿を通して生まれたnoteを集めてみました。
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#ライティング

10時間の書くワークで得た文章テクより大切なこと

参加者54人が大きな円になった。 1人ずつ、自分のことを伝えるために、書いた文章を読み上げていく。上っ面じゃない言葉が続く。300文字に満たないであろう文章に、ギュッと凝縮されたその人の思いが詰め込まれている。 涙ぐみながら愛を探していると話す人がいた。ウソつきな過去がいまの自分を苦しめると話す人がいた。ユーモアあふれる自分を見失っていると話す人がいた。 まるで短編小説を54作、聴いているかのようだった。どの発表も一言一句、聞き逃がせなかった。あぁこれが表現なのだと思っ

「書く」のに必要なのは、語彙力でも文章力でもなかった

はじめは〜と伝えようと思っていたけれど、ワークをやってみて本当に伝えたいことは〜だったと気がつきました と前置きをして、自分の書いた手紙を読み上げていく。その場にいる全員が、特定の誰かを思い浮かべて全身全霊をかけて、言葉を絞り出していた。 人が人を想う気持ちのエネルギーが、大きなうねりのようになって会場中に満ちている。あらゆる感情が自分の中に流れ込んで、2日間のワークでヘトヘトに疲れ果ててしまった。 山田ズーニーさんによる文章表現ワークショップのお題は、「誰かひとりに宛