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天職は共鳴の中にある #3

仕事とは互いの道で互いの波を起こし、それが重なっていくことである。

大切なのは乗りたい波を選ぶこと、互いの波の重なりであるが故の割合の調節だと思う。

この場合の波は想いの表れと言える。物事は性質や解釈に応じて多様な表現がされるように、人が内に秘めるものの性質や解釈の1つとしてここでは波という表現を用いた。

重なることで相手の波を知り、自分の波を認知できる。そしてその重なりで新たな枠組みが生まれる。共同創造の世界なのである。

天職など存在しないとも言える。だからこそ、無い中であなたは誰に自分を映してもらうのか。やってみないと確かめようがないのである。

"偏りのない"正常な波の重なり、その共鳴の中に答えがあると思う。

だからこそ、人々が手を取り合う営みが愛であり美しいと私は思う。

自分の世界では物足りなくて相手を求めて、共に未知なものを創造する。こうして夢へと繋がっていく。

天職とは創造するものである。過去の産物はあなた自身ではない。肩書きや方法論として過去の産物を用いることは必要かもしれない。しかし、あなたが他ならぬあなたを表現しなければ、あなたという生き様にはならないのだ。

そして、この天職においては「具体・専門的な学び・方法論」と「抽象・普遍的な学び・私(イデオロギー)」が密接な関係にある。近い距離であれば行き来は当然速い。双方を鏡として「自分とは?相応しい手段は?」という問いの答えを繰り返し模索して往来を繰り返して、その度に学びを得て成長していく。

自分の生き方と方法論が合致するほど、偶然ではないミラクルが待っている。

2021/01/30 18:15

あとがき

早川瑛子が心の内を伝える連載の第3回。彼女の話す言葉は全て第1回へと繋がっていると思います。そんなところも味わっていただけると幸いです。

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