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多様性の尊重という在り方

こんばんわ。
今日は、近頃シェアリングされている「多様性」について、書き綴っていきます。

私は、心にゆとりを持った生き方を大切にしています。そして、私は"多様性の尊重"を心掛けています。

多様性について、私は自然界と人間界で別の捉え方をしていますが、この言葉そのものの誕生目的は同じだと認識しています。

自然界においては、一つ一つの生命と彼らの生き様に意識を向けて、私たち人間に対して直接的間接的に共生していることの意義。

人間界においては、個々の個性や生き方を認め合うこと。己が何者か、己の心や特徴を知り、認めること。

両者共に、「生き物お互いの生息環境を尊重し、調和して生きること」へ繋がっていく言葉だと理解しています。

農業の世界では、有機農業に取り組み際の精神が見事に表現していると感じています。

また、私がこの精神性が普遍的に大切だと信じ始めた最初のきっかけは、小学生の頃に学んだレイチェルカーソンの「沈黙の春 : Silent Spring」です。

この精神性を心の中心に据えると、
自然環境の保全や生態系
海洋マイクロプラスチック問題
食の安全
フードロス
ゴミ問題
など現代社会の様々なテーマが、私たちの一人一人の日々の生き方に起因していることがよくわかってきます。

しかし、私たちは現代の便利で豊かな生活に慣れ親しむあまり、経済性を重視するあまり、精神性や心の教育から優しい世界を築き上げていく努力に対する価値が弱いと感じています。

農業に限らず、一次産業に従事する方々は、自然界の猛威が厳しくなってきているのを日々一刻一刻と感じ、不確実性が高い険しい生き方を強いられています。

もちろん、技術革新のおかげで、衣食住の生活が豊かになったことは紛れもない事実で、現代社会のインフラを作り上げてきてくれた方々には感謝の言葉以外何も出てきません。

そして、これからは「自分自身の欲求との付き合い方」と「発展と開発の在り方の見直し」がキーワードになってくると見ています。

経済性を重視すると、結果や成果が正義と認識するようになり、
そこに辿り着くまでのプロセスを軽視する傾向が強くなることが、
八百屋と直売所の店主を経験してから、よくわかってきました。

成果を出すということは、ニーズが多いということ。

これは、
人間の欲求への働きかけ(ある意味でセールス)

生理的な欲求

の2種のルートに大別されます。

ちなみに、上記の精神性を据えて商売をしていたら、お店にご来店されるお客様に対して、そこまで買い物してもたぶん心苦しくなってしまうと感じた方とは、買う量を一緒に相談して売っていました。

健気なことですが、商売では相談して決めるってとても大切だと考えています。
そして何より、お客様が本当は何を求めているかは、何かを提供する側が心にゆとりを持って接していないと、本来のニーズを汲み取ってあげられません。

だから、私は自然界との調和的な生き方を日々心掛けながら、日々を大切に生きています。

賛否両論あると思いますが、
私は、この心の豊かさを農育や食育で伝え残していくと決めています。

どうか世の中が、安心と安全、そしてゆとりに対する価値の見直しをしていただいて、一人一人が心豊かになっていくことを願うばかりです。

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