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【追悼ジム・スタインマン】Meat Loaf / Bat Out of Hell(1979 UK:15)

(こちらの記事は本来4/23に載せようとしていましたが、たった今(4/21午前)ミートローフに大きく関わったジム・スタインマン(見出し写真右側)のニュースを知り、加筆してアップしています。)



以下は通常どおりミートローフについて書いていた文章です。 
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アメリカ、テキサス州、ダラスのシンガー。
大きな体から出る迫力の歌声でロック・オペラを確立。
1977年アルバムデビュー。

ミュージカルに参加していたミートローフと作曲側のジム・スタインマンが組み「ロック・オペラ」を確立。
トッド・ラングレンがプロデュースした「Bat Out of Hell(1977 US:14 UK:9)」 邦題「地獄のロックライダー」は4000万枚以上も売り上げている超ロングセラー。

ロックとオペラといえばクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」ですが、
「地獄の~」も海外並みに評価されて欲しいなぁ、と個人的希望。

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ここまでが事前に書いていた文章です。 以前より、「ボヘミアン・ラプソディに引けを取らない楽曲なのになぁ。 日本では一部のHR/HM評価は高いけど、決して一般的ではないしなぁ」という口惜しさを感じていました。

そんな中ニュースを知り、このミートローフの記事中にジム・スタインマンについて盛り込みました。

ジム・スタインマン(主に作曲家、プロデューサー)
元々はミュージカルなどの音楽を担当していたミートローフの大ヒットを機に他へのアーティストへも曲を提供。

ミュージカル/演劇側の人らしくスケールが大きくドラマティックな曲展開、美しく記憶に残るピアノの旋律が特に魅力でした。
大ヒットした3曲を紹介しましょう。

Bonnie Tyler - Total Eclipse iof The Heart(1983 US:1 UK:1)
邦題「愛のかげり」 4週連続USNo.1  1983年年間シングル6位。


Air Supply - Making Love Out of Nothing at All(1983 US:2 UK:80)
邦題「渚の誓い」 3週間連続US2位
なぜ、この曲が「2位」なのか。 それは上記のボニー・タイラーの曲が「1位」だったからです。 つまり、全米1,2位をジムの楽曲が制したことになります。 ちょっと凄すぎますよね。


Celine Dion - It's All Coming Back to Me Now(1996 US:2 UK:3)
元々はジムが手掛けたロック・オペラ「Original Sin」の楽曲。 セリーヌ・ディオンがグラミー賞を獲得したアルバム「Falling into You(1996 US:1 UK:1)」でカバー収録。 ジムも製作者の一人として受賞。

これらを含む多くの実績から、2013年「ソングライターの殿堂」入りを果たします。そして、2021年4月19日コネチカットの病院で死去。 享年73歳。

そのジム・スタインマンが大きく認められたのはやはりこのミートローフの作品を多く手掛けたことが始まりでした。

以下、ミートローフの記事に戻ります。


最初のおすすめ曲はこれ。
Bat Out of Hell(1979 UK:15)

上記「地獄のロックライダー」収録。
ジム・スタインマンによるピアノの美メロとドラマティックな曲展開。
トッド・ラングレンの壮大なギターに負けない大迫力のヴォーカル力。
後半の畳みかける怒涛の展開は映画のクライマックスのようにも感じます。
ドラマ性のある長尺の曲なので、聴き終わった後の爽快感がたまりません。

他にもこれらの楽曲がおすすめ。
Two Out of Three Ain't Bad(1978 US:11 UK:32)
Dead Ringer for Love(with Cher)(1981 UK:5)
I'd Do Anything for Love(But I Won't Do That)(1993 US:1 UK:1)
こちらも代表曲のパワー・バラード。 ピアノも美しい。


他に好きな曲はどれですか?


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