音楽は○○産業?
音楽は「文化産業」や「芸術産業」などというのが一般的だ。
フフフ(鼻で笑って)
それは「通過点」のような気がする。
太古から続いている音楽の力をナメてはいけないのである。
音楽は芸術を超えた「○○産業」だと思う、というのが今回のテーマ。
では、その「文化、芸術の先」とは何だろう。
音楽を聴くと
楽しくなったり、
勇気が出たり、
落ち着いたり、と感情が動く。
それら感情が動いている時は「脳内物質」が出ている状態。
あなたの好きな楽曲を思い出してほしい。
それを聴いた時、以下のどれかの脳内物質が出ているはずだ。
どれに該当すると思いますか?
(樺沢紫苑さんの「脳を最適化すれば能力は2倍になる」より)
例えば自分が映画「ロッキー3」のテーマ曲を聴く。
Survivor / Eye of the Tiger (1982 US:1 UK:1)
アラフィフとしては問答無用、無意識で闘争のスイッチが入る曲だ(笑
この時、脳内では「ノルアドレナリン」が出て、ある種の緊張感と
「やってやるぜ!」という集中力が上がっている状態。
というように、音楽を聴いて感情が動く=脳内物質が出ている状態だ。
昔から国や人種問わず「戦いの前の音楽」というのは存在する。
恐らくそれらはノルアドレナリンを出す音階やリズムになっているはず。
(救急車やパトカーの「サイレン」もノルアドレナリンを出す音階になっているとの事。 納得)
つまり、人類は昔から無意識に「脳内物質」を操る術として「音楽」を
使っていたと考えると凄くないだろうか。
そんな脳内物質。
中でもやはり音楽には「気持ち良い」ドーパミンが多いだろう。
実際「好きな曲を聴くとドーパミンが出る」というの記事も多い。
ドーパミンが出ると、
幸せになり、モチベーションが上がり、行動力が増す。
スポーツ選手が試合前に好きな曲を聴くのも同じである。
ドーパミンは「達成感」でも多く出る。
更に、脳は「今か未来か」を認識できないため、「この商品を使ったらこんな幸せが来る」という「想像」だけでもドーパミンが出る。
よって自分の「営業」という職業は言葉を使ってクライアントに
「成功体験」をイメージしてもらい、ドーパミンを出してモチベーションを上げ「行動=購買」を促すという凄い職業なのである。
例:
×「料理が上手くなりたいですよね」
〇「料理が上手くなったら、誰に食べさせたいですか?」
「その時、その人はあなたにどんな言葉をかけてくれそうですか?」
「おいしい! って言われたら、あなたはどう感じますか?」
妄想→相手に「言わせる」→より妄想は強固に→ドーパミン放出
そこで「だったらこのフライパンがオススメ」→購買
更に、音楽を真剣に聴いている時は「今」に集中しているはずである。
これは過去の後悔も未来の不安も考えず、呼吸や体という「今」に意識を集中させる瞑想やマインド・フルネス、ヨガと同じこと。
これもドーパミン促進に大きな影響力を持つ。
更に更に、そのドーパミンは「免疫力アップ」の効果を持つ。
つまり、好きな音楽を聴くだけでドーパミンが出て
・幸せになる
・やる気が出る
・免疫力がつく
など様々な効果が肉体にあるのだ。
だからこそ言いたい
「音楽は健康産業」であると←本日の結論。
しかも、そんな凄い脳内物質はほぼ「タダ」で脳内から出るのだ。
(ネット環境さえあればyoutubeなどで)
恐らく薬で服用しようとすれば数十万円クラスの効果が
あるんじゃないだろうか? まさにプライスレス!
お笑いの吉本興業も「笑いで病気を治す」動きをしたり
ゲームのnamcoもゲームをリハビリに使ったりと、
エンタメが健康産業につながるというのはもはや当たり前。
更に最近のコロナ渦ではこんなニュースも。
コロナで「懐かしい曲」を聴く人が増えているという。
もちろん、自宅で過ごす時間が増えたというのもあるが、
もしかしたら、人類が無意識に好きな懐かしい曲を聴いて
この場合は「安心」「安らぎ」のセロトニンかな? を出して
コロナに対する免疫力を高めているのではないだろうか。
そう考えると、コロナ渦でこそ「音楽」の真価が今後、より浮き彫りに
なるんじゃないかと思っている。
芸術は有事に役に立たない? 二の次? いやいやいや!
音楽の力は偉大なのだ!
有事でこそ音楽の力が発揮されるのだ!
と、机をバンバン叩きながら口角泡飛ばし言いたいのである。
その「有難さ」が余りにも身近だからいちいち感謝しないだけ。
色々と事態が深刻化する昨今。
音楽の真価がこれから発揮されると信じている。
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